第4章 病理学 (04)炎症 ①急性炎症

〈第47回 PT国試・OT国試 午前76〉

急性炎症の初期にみられないのはどれか. 
1.発赤
2.腫脹
3.疼痛
4.熱感
5.拘縮

解答

1.○ みられる.
2.○ みられる.
3.○ みられる.
4.○ みられる.
5.× 拘縮は慢性炎症に引き続き起こる.


〈第51回 PT国試・OT国試 午後75〉

急性炎症の初期にみられるのはどれか. 
1.乾酪化
2.線維化
3.血管新生
4.好中球遊走
5.肉芽組織形成

解答

1.× 乾酪化は慢性炎症でみられる.
2.× 線維化は慢性炎症でみられる.
3.× 血管新生は慢性炎症でみられる.
4.○ 正しい.
5.× 肉芽組織形成は慢性炎症でみられる.


〈第39回 PT国試・OT国試 午後49〉

局所の急性炎症の反応過程で誤っているのはどれか. 
1.組織の壊死
2.毛細血管透過性の亢進
3.好中球の集合
4.マクロファージの出現
5.肉芽の形成

解答

1.○ 急性炎症の反応である.
2.○ 急性炎症の反応である.
3.○ 急性炎症の反応である.
4.○ 急性炎症の反応である.
5.× 肉芽の形成は慢性炎症の反応過程である.


〈第44回 PT国試・OT国試 午後54〉

炎症の仲介物質の作用で正しい組合せはどれか. 
1.ヒスタミン ――― 血管透過性の亢進
2.セロトニン ――― 発熱
3.ブラジキニン ――― マクロファージの活性化
4.ロイコトリエン ――― 疼痛作用
5.プロスタグランジン ――― 白血球の活性化

解答

1.○ 正しい.
2.× セロトニン ――― 血管拡張,透過性の亢進,疼痛
3.× ブラジキニン ――― 血管拡張,透過性の亢進,疼痛
4.× ロイコトリエン ――― 血管拡張・収縮,透過性の亢進,白血球の遊走
5.× プロスタグランジン ――― 血管拡張,透過性亢進,発熱,疼痛


〈第45回 PT国試・OT国試 午前77〉

細菌感染による急性炎症反応で増加するのはどれか.2つ選べ. 
1.肉芽腫
2.好中球
3.網状赤血球
4.ヘモグロビン
5.プロスタグランジン

解答

1.× 肉芽腫は慢性炎症で形成される.
2.○ 正しい.
3.× 網状赤血球は自己免疫性溶血性貧血などで増加する.
4.× 急性炎症反応で増加するのは白血球である.
5.○ 正しい.


〈第56回 PT国試・OT国試 午後87〉

炎症と原因の組合せで誤っているのはどれか. 
1.外傷 ――― 物理的原因
2.日光 ――― 物理的原因
3.寄生虫 ――― 生物学的原因
4.放射線 ――― 化学的原因
5.アルカリ ――― 化学的原因

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 放射線 ――― 物理的原因
5.○ 正しい.


〈第58回 PT国試・OT国試 午後75〉

病因のうち化学的要因はどれか. 
1.熱
2.圧力
3.喫煙
4.紫外線
5.放射線

解答

1.× 熱は物理的要因である.
2.× 圧力は物理的要因である.
3.○ 正しい.
4.× 紫外線は物理的要因である.
5.× 放射線は物理的要因である.


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