第4章 病理学 (03)免疫 ④アレルギー

〈第54回 PT国試・OT国試 午後76〉

アレルギーの分類と組織傷害の機序との組合せで正しいのはどれか. 
1.Ⅰ型アレルギー ――― 即時型過敏症
2.Ⅱ型アレルギー ――― 細胞性免疫による組織傷害
3.Ⅱ型アレルギー ――― 免疫複合体病
4.Ⅲ型アレルギー ――― 抗体による機能亢進
5.Ⅳ型アレルギー ――― 補体活性化による細胞傷害

解答

1.○ 正しい.
2.× Ⅳ型アレルギー ――― 細胞性免疫による組織傷害
3.× Ⅲ型アレルギー ――― 免疫複合体病
4.× Ⅱ型アレルギー ――― 抗体による機能亢進
5.× Ⅱ型アレルギー ――― 補体活性化による細胞傷害


〈第58回 PT国試・OT国試 午前65〉

Ⅰ型アレルギーに関与する抗体はどれか. 
1.IgA
2.IgD
3.IgE
4.IgG
5.IgM

解答

1.× IgAは唾液,鼻汁,母乳に含まれる.
2.× IgDはB細胞の分化に関与している可能性がある.
3.○ 正しい.
4.× IgGはⅡ型・Ⅲ型アレルギーに関与する.
5.× IgMはⅡ型・Ⅲ型アレルギーに関与する.


〈第46回 PT国試・OT国試 午後65〉

IgEが関与しないのはどれか. 
1.気管支喘息
2.ツベルクリン反応
3.アトピー性皮膚炎
4.アレルギー性鼻炎
5.アナフィラキシーショック

解答

1.○ 関与する.
2.× ツベルクリン反応は免疫グロブリンではなく感作T細胞が関与する.
3.○ 関与する.
4.○ 関与する.
5.○ 関与する.


〈第48回 PT国試・OT国試 午後76〉

Ⅰ型アレルギーはどれか. 
1.自己免疫性溶血性貧血
2.アナフィラキシー
3.ツベルクリン反応
4.ループス腎炎
5.重症筋無力症

解答

1.× 自己免疫性溶血性貧血はⅡ型アレルギーである.
2.○ 正しい.
3.× ツベルクリン反応はⅣ型アレルギーである.
4.× ループス腎炎はⅢ型アレルギーである.
5.× 重症筋無力症はⅡ型アレルギーである.


〈第43回 PT国試・OT国試 午後53〉

遅延型アレルギーで正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.抗原抗体反応によって起こる.
2.抗原暴露後,発現までに1週間を要する.
3.主にBリンパ球が関与する.
4.リンホカインで細胞集積が起こる.
5.ツベルクリン皮内反応を起こす.

解答

1.× 抗原抗体反応によって起こるのはⅠ~Ⅲ型アレルギーである.
2.× 遅延型アレルギーは抗原暴露後,発現までに24~48時間を要する.
3.× 遅延型アレルギーは主に感作T細胞が関与する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


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