第2章 整形外科学 (13)CRPS(複合性局所疼痛症候群) ②肩手症候群

〈第48回 PT国試・OT国試 午後83〉

肩手症候群で正しいのはどれか. 
1.初期は疼痛を伴わない.
2.末期に手指腫脹がみられる.
3.初期に皮膚紅潮がみられる.
4.慢性期の温熱療法は禁忌である.
5.複合性局所疼痛症候群(CRPS)Ⅱ型である.

解答

1.× 肩手症候群は初期に疼痛を伴う.
2.× 肩手症候群は初期に手指腫脹がみられる.
3.○ 正しい.
4.× 肩手症候群の急性期の温熱療法が禁忌である.
5.× 肩手症候群は複合性局所疼痛症候群Ⅰ型である.


〈第53回 PT国試・OT国試 午後87〉

脳卒中後の肩手症候群について正しいのはどれか. 
1.運動麻痺重症例よりも軽症例に多い.
2.女性の発症率は男性の約2倍である.
3.脳卒中発症後6か月以降に生じる.
4.発症頻度は40%程度である.
5.複合性局所疼痛症候群typeⅠに分類される.

解答

1.× 脳卒中後の肩手症候群は運動麻痺軽症例よりも重症例に多い.
2.× 脳卒中後の肩手症候群の発症率に性差はみられない.
3.× 肩手症候群は脳卒中発症後2~6週以降に生じる.
4.× 脳卒中後の肩手症候群の発症頻度は20%程度である.
5.○ 正しい.


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