第2章 整形外科学 (11)骨軟部腫瘍 ①骨軟部腫瘍

〈第59回 PT国試・OT国試 午後94〉

転移性骨腫瘍で正しいのはどれか. 
1.頭蓋骨に好発する.
2.前立腺癌では溶骨性転移が多い.
3.高率に低カルシウム血症をきたす.
4.痛みには温熱療法が第一選択となる.
5.造骨性の骨転移では病的骨折は少ない.

解答

1.× 転移性骨腫瘍は脊椎に好発する.
2.× 前立腺癌では造骨性転移が多い.
3.× 転移性骨腫瘍では高率に高カルシウム血症をきたす.
4.× 転移性骨腫瘍の痛みには温熱療法は禁忌となる.
5.○ 正しい.


〈第55回 PT国試・OT国試 午後78〉

良性の骨軟部腫瘍はどれか. 
1.脊索腫
2.軟骨肉腫
3.血管内皮腫
4.海綿状血管腫
5.多発性骨髄腫

解答

1.× 脊索腫は悪性骨腫瘍である.
2.× 軟骨肉腫は悪性骨腫瘍である.
3.× 血管内皮腫は悪性軟部腫瘍である.
4.○ 正しい.
5.× 多発性骨髄腫は悪性骨腫瘍である.


〈第54回 PT国試・OT国試 午後88〉

骨肉腫で正しいのはどれか. 
1.肺転移が多い.
2.運動時痛は少ない.
3.壮年期に好発する.
4.大腿骨近位に発生が多い.
5.血中アルカリフォスファターゼが低下する.

解答

1.○ 正しい.
2.× 骨肉腫は運動時痛で初発する.
3.× 骨肉腫は10歳代の男性に好発する.
4.× 骨肉腫は大腿骨遠位と脛骨近位に発生が多い.
5.× 骨肉腫は血中アルカリフォスファターゼが上昇する.


〈第57回 PT国試・OT国試 午後93〉

多発性骨髄腫にみられるのはどれか. 
1.肝障害
2.病的骨折
3.赤血球増多
4.血清総蛋白量減少
5.低カルシウム血症

解答

1.× 腎障害が多発性骨髄腫に特徴的である.
2.○ 正しい.
3.× 赤血球減少が多発性骨髄腫に特徴的である.
4.× 血清総蛋白量増加が多発性骨髄腫に特徴的である.
5.× 高カルシウム血症が多発性骨髄腫に特徴的である.


〈第55回 PT国試・OT国試 午後93〉

多発性骨髄腫に特徴的でないのはどれか. 
1.貧血
2.腎障害
3.易感染性
4.病的骨折
5.低カルシウム血症

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 高カルシウム血症が多発性骨髄腫に特徴的である.


〈第47回 PT国試・OT国試 午前77〉

多発性骨髄腫に特徴的でないのはどれか. 
1.貧血
2.腎障害
3.易感染性
4.病的骨折
5.低カルシウム血症

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 高カルシウム血症が多発性骨髄腫に特徴的である.


〈第56回 PT国試・OT国試 午前85〉

悪性リンパ腫について正しいのはどれか. 
1.腫瘤形成は稀である.
2.多発性骨髄腫はT細胞に由来する.
3.B細胞性リンパ腫が15%を占める.
4.非ホジキンリンパ腫が5%を占める.
5.リンパ球を発生母体とする腫瘍である.

解答

1.× 悪性リンパ腫において腫瘤形成は多くみられる.
2.× 多発性骨髄腫はB細胞に由来する.
3.× 悪性リンパ腫ではB細胞性リンパ腫が85%を占める.
4.× 悪性リンパ腫では非ホジキンリンパ腫が95%を占める.
5.○ 正しい.


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