第2章 整形外科学 (10)小児骨系統疾患 ④その他

〈第39回 PT国試・OT国試 午後89〉

正しいのはどれか. 
1.発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)は男児に多い.
2.ペルテス病では股関節に内転制限が起こる.
3.マルファン症候群では四肢の短縮が起こる.
4.先天性多発性関節拘縮症は生後進行する.
5.二分脊椎では水頭症を合併しやすい.

解答

1.× 発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)は女児に多い.
2.× ペルテス病では股関節内旋・開排(屈曲・外転)制限が起こる.
3.× マルファン症候群では細長い四肢がみられる.
4.× 先天性多発性関節拘縮症は生後進行しない.
5.○ 正しい.


〈第48回 PT国試・OT国試 午前78〉

くる病の症状でないのはどれか. 
1.低身長
2.漏斗胸
3.骨痛
4.円背
5.O脚

解答

1.○ くる病の症状である.
2.○ くる病の症状である.
3.○ くる病の症状である.
4.○ くる病の症状である.
5.○ くる病の症状である.


〈第57回 PT国試・OT国試 午前88〉

骨形成不全症で正しいのはどれか. 
1.遺伝性疾患ではない.
2.聴覚障害を合併する.
3.四肢・体幹の変形は少ない.
4.骨折の頻度は小児期より思春期で高い.
5.出生1,000人あたり1~2人の割合である.

解答

1.× 骨形成不全症は遺伝性疾患である.
2.○ 正しい.
3.× 骨形成不全症は四肢・体幹の変形をきたす.
4.× 骨形成不全症は骨折の頻度は思春期より小児期で高い.
5.× 出生2~3万人あたり1人の割合である.


〈第55回 PT国試・OT国試 午前86〉

骨形成不全症で正しいのはどれか. 
1.強膜炎を合併する.
2.遺伝性疾患ではない.
3.視覚障害を合併する.
4.二次的に側弯症を発症しやすい.
5.治療にはステロイド薬が有効である.

解答

1.× 骨形成不全症は青色強膜を合併する.
2.× 骨形成不全症は常染色体優性遺伝である.
3.× 骨形成不全症は聴覚障害を合併する.
4.○ 正しい.
5.× 骨形成不全症の治療にはビスホスホネートが有効である.


〈第37回 PT国試・OT国試 午後94〉

先天性疾患でないのはどれか. 
1.骨軟骨異形成症
2.骨形成不全症
3.多合指症
4.頭蓋底陥入症
5.骨軟化症

解答

1.○ 先天性疾患である.
2.○ 先天性疾患である.
3.○ 先天性疾患である.
4.○ 先天性疾患である.
5.× 骨軟化症は成人の代謝性骨疾患である.


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