第2章 整形外科学 (07)脊髄損傷 ④中心性脊髄損傷

〈第52回 PT国試・OT国試 午前82〉

中心性脊髄損傷について正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.高齢者に多い.
2.骨傷に伴って生じることが多い.
3.頸椎の過屈曲によって発生することが多い.
4.肛門括約筋の収縮が障害されることが多い.
5.下肢より上肢機能が強く障害されることが多い.

解答

1.○ 正しい.
2.× 中心性頸髄損傷は骨傷を伴うことが少ない.
3.× 中心性頸髄損傷は頸椎の過伸展によって発生することが多い.
4.× 中心性頸髄損傷では肛門括約筋の収縮は障害されないことが多い.
5.○ 正しい.


〈第45回 PT国試・OT国試 午後89〉

中心性頸髄損傷の特徴はどれか. 
1.20歳代に多い.
2.大きな外力によって生じる.
3.頸椎の脱臼骨折を伴う.
4.知覚麻痺は重度である.
5.下肢よりも上肢の運動障害が著しい.

解答

1.× 中心性頸髄損傷は高齢者に多い.
2.× 中心性頸髄損傷は小さな外力によって生じる.
3.× 中心性頸髄損傷は頸椎の脱臼骨折を伴わない.
4.× 中心性頸髄損傷では知覚麻痺は軽度である.
5.○ 正しい.


〈第44回 PT国試・OT国試 午後79〉

中心性頸髄損傷で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.高齢者に多い.
2.骨傷を伴うことが多い.
3.灰白質の損傷は少ない.
4.上肢よりも下肢の症状が強い.
5.後縦靱帯骨化症があると生じやすい.

解答

1.○ 正しい.
2.× 中心性頸髄損傷は骨傷を伴うことが少ない.
3.× 中心性頸髄損傷は灰白質の損傷が多い.
4.× 中心性頸髄損傷は下肢よりも上肢の症状が強い.
5.○ 正しい.


〈第40回 PT国試・OT国試 午後73〉

中心性頸髄損傷の特徴で正しいのはどれか. 
1.小児に多い.
2.頸部過屈曲によって生じる.
3.頸椎の脱臼骨折を伴う.
4.運動障害は上肢よりも下肢の方が著しい.
5.会陰部の感覚は残存する.

解答

1.× 中心性頸髄損傷は高齢者に多い.
2.× 中心性頸髄損傷は頸部過伸展によって生じる.
3.× 中心性頸髄損傷は頸椎の脱臼骨折を伴わない.
4.× 中心性頸髄損傷の運動障害は下肢よりも上肢の方が著しい.
5.○ 正しい.


〈第37回 PT国試・OT国試 午後96〉

中心性頸髄損傷で正しいのはどれか. 
1.上肢より下肢の障害が強い.
2.椎骨の損傷を合併する.
3.高齢者に発症する.
4.頸部過屈曲によって生じる.
5.運動より感覚の障害が強い.

解答

1.× 中心性頸髄損傷は下肢より上肢の障害が強い.
2.× 中心性頸髄損傷は椎骨の損傷を合併しない.
3.○ 正しい.
4.× 中心性頸髄損傷は頸部過伸展によって生じる.
5.× 中心性頸髄損傷は感覚より運動の障害が強い.


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