〈第58回 PT国試・OT国試 午後83〉
頸髄損傷完全麻痺(第6頸髄節まで機能残存)の上肢機能で可能なのはどれか.2つ選べ.
1.小指の外転
2.母指の内転
3.手関節の背屈
4.肘関節の屈曲
5.中指DIP関節の屈曲
解答
1.× 小指の外転は第1胸髄節機能残存で可能である.
2.× 母指の内転は第1胸髄節機能残存で可能である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 中指DIP関節の屈曲は第8頸髄節機能残存で可能である.
〈第53回 PT国試・OT国試 午前84〉
脊髄損傷の機能残存レベルと可能な動作の組合せで正しいのはどれか.ただし,機能残存レベルより下位は完全麻痺とする.
1.C4 ――― 万能カフを用いた食事
2.C5 ――― 前方移乗
3.C6 ――― 橈側-手掌握り
4.C7 ――― 更衣
5.C8 ――― 長下肢装具での歩行
解答
1.× C6 ――― 万能カフを用いた食事
2.× C6 ――― 前方移乗
3.× C8 ――― 橈側-手掌握り
4.○ 正しい.
5.× T12 ――― 長下肢装具での歩行
〈第46回 PT国試・OT国試 午前82〉
頸髄完全損傷の機能残存レベルと課題との組合せで誤っているのはどれか.
1.C4 ――― 電動車椅子の操作
2.C5 ――― ベッドへの横移乗
3.C6 ――― 長便座への移乗
4.C7 ――― 自動車への車椅子の積み込み
5.C8 ――― 高床浴槽への出入り
解答
1.○ 正しい.
2.× C7 ――― ベッドへの横移乗
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第38回 PT国試・OT国試 午後66〉
正しいのはどれか.
1.第4頸髄節機能残存例では普通型車椅子駆動が可能である.
2.第5頸髄節機能残存例では床から車椅子への移乗が可能である.
3.第6頸髄節機能残存例では自動車運転が可能である.
4.第7頸髄節機能残存例では平行棒歩行が可能である.
5.第8頸髄節機能残存例では松葉杖歩行が可能である.
解答
1.× 第6頸髄節機能残存例で普通型車椅子駆動が可能である.
2.× 第8頸髄節機能残存例で床から車椅子への移乗が可能である.
3.○ 正しい.
4.× 第1胸髄節機能残存例で体幹・骨盤帯付下肢装具を用いて平行棒歩行が可能である.
5.× 第10胸髄節機能残存例で骨盤帯付下肢装具を用いて松葉杖歩行が可能である.
〈第50回 PT国試・OT国試 午前83〉
脊髄損傷の感覚障害について正しいのはどれか.
1.馬尾神経症候群ではみられない.
2.中心性頸髄損傷では上肢より下肢に強い.
3.脊髄円錐症候群では肛門周囲が障害される.
4.前脊髄動脈症候群では位置覚が障害される.
5.Brown-Séquard症候群では病巣と反対側の位置覚が障害される.
解答
1.× 馬尾神経症候群では感覚障害がみられる.
2.× 中心性頸髄損傷における感覚障害は下肢より上肢に強い.
3.○ 正しい.
4.× 前脊髄動脈症候群では温痛覚が障害される.
5.× Brown-Séquard症候群では病巣と反対側の温痛覚が障害される.
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