第2章 整形外科学 (06)脊椎疾患 ①頸椎疾患

〈第59回 PT国試・OT国試 午後89〉

後縦靭帯骨化症で正しいのはどれか. 
1.日本人より欧米人に多い.
2.腰椎部に最も多く発生する.
3.進行すれば痙性麻痺を生じる.
4.発症は遺伝の影響を受けない.
5.有病率は男性より女性が高い.

解答

1.× 後縦靭帯骨化症は欧米人より日本人に多い.
2.× 後縦靭帯骨化症は頸椎部に最も多く発生する.
3.○ 正しい.
4.× 後縦靭帯骨化症の発症は遺伝の影響を受ける.
5.× 後縦靭帯骨化症の有病率は女性より男性が高い.


〈第51回 PT国試・OT国試 午前93〉

頸椎後縦靱帯骨化症の症候で正しいのはどれか. 
1.鉛管様固縮
2.間欠性跛行
3.膀胱直腸障害
4.下肢腱反射消失
5.Wrightテスト陽性

解答

1.× 鉛管様固縮は錐体外路障害でみられる.
2.× 間欠性跛行は腰部脊柱管狭窄症でみられる.
3.○ 正しい.
4.× 頸椎後縦靱帯骨化症では下肢腱反射亢進がみられる.
5.× Wrightテストは胸郭出口症候群で陽性となる.


〈第44回 PT国試・OT国試 午後80〉

CTを示す.この症例でみられるのはどれか.2つ選べ. 

1.筋線維束攣縮
2.上腕三頭筋反射の低下
3.Hoffmann反射陽性
4.Babinski反射陽性
5.舌の萎縮

解答

1.× 筋線維束攣縮は下位運動ニューロン障害により生じる.
2.× 上腕三頭筋反射の低下はC6~8の反射弓の障害で生じる.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 舌の萎縮は舌下神経の障害で生じる.


〈第56回 PT国試・OT国試 午前83〉

第7頸髄後根の障害で生じるのはどれか. 
1.下垂手
2.Horner徴候
3.腕橈骨筋の萎縮
4.上腕三頭筋腱反射の低下
5.上腕二頭筋の線維束性収縮

解答

1.× 下垂手は橈骨神経の障害で生じる.
2.× Horner徴候は交感神経の障害で生じる.
3.× 腕橈骨筋の萎縮は橈骨神経の障害で生じる.
4.○ 正しい.
5.× 上腕二頭筋の線維束性収縮は筋皮神経の障害で生じる.


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