第2章 整形外科学 (05)靱帯,筋・腱損傷 ①靱帯損傷

〈第47回 PT国試・OT国試 午後85〉

膝関節前十字靱帯損傷の検査はどれか.2つ選べ. 
1.Apleyテスト
2.Lachmanテスト
3.内反ストレステスト
4.前方引き出しテスト
5.後方引き出しテスト

解答

1.× Apleyテストは膝半月板損傷の検査である.
2.○ 正しい.
3.× 内反ストレステストは膝関節外側側副靱帯損傷の検査である.
4.○ 正しい.
5.× 後方引き出しテストは膝関節後十字靱帯損傷の検査である.


〈第45回 PT国試・OT国試 午後85〉

膝関節疾患の症状とその説明との組合せで誤っているのはどれか. 
1.キャッチング ――― 運動時に膝に引っかかりを感じる.
2.膝くずれ ――― 荷重時に膝がガクッと折れそうになる.
3.ロッキング ――― 膝が一定の角度で屈伸不能になる.
4.伸展不全 ――― 自動的な完全伸展が不能となる.
5.弾発現象 ――― 膝の中でものが動く感じがする.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 弾発現象 ――― 膝屈伸運動中,ある一定角度で抵抗があり,その角度を通過すると急にバネ用に屈伸できる状態.


〈第43回 PT国試・OT国試 午後78〉

膝崩れ(giving-way)の原因となりやすいのはどれか.2つ選べ. 
1.腸脛靱帯炎
2.反復性膝蓋骨脱臼
3.前十字靱帯損傷
4.内側側副靱帯損傷
5.有痛性分裂膝蓋骨

解答

1.× 腸脛靱帯炎はランナー膝の原因となる.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 内側側副靱帯損傷は外反不安定性を示す.
5.× 有痛性分裂膝蓋骨は膝蓋骨の分裂部に一致した圧痛と殴打痛を認める.


〈第42回 PT国試・OT国試 午後76〉

膝関節のロッキング現象の原因となりやすいのはどれか.2つ選べ. 
1.離断性骨軟骨炎
2.半月板損傷
3.前十字靱帯損傷
4.膝蓋大腿関節障害
5.内側側副靱帯損傷

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 前十字靱帯損傷は膝崩れを示す.
4.× 膝蓋大腿関節障害では坂道や階段昇降時に疼痛が生じる.
5.× 内側側副靱帯損傷は外反不安定性を示す.


〈第49回 PT国試・OT国試 午前87〉

足関節靱帯損傷で最も頻度が高いのはどれか. 
1.三角靱帯
2.踵腓靱帯
3.前距腓靱帯
4.後距腓靱帯
5.前脛腓靱帯

解答

1.× 頻度が低い.
2.× 頻度が低い.
3.○ 足関節靱帯損傷の最も頻度が高いのは前距腓靱帯である.
4.× 頻度が低い.
5.× 頻度が低い.


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