第2章 整形外科学 (01)変形性関節症 ④変形性膝関節症

〈第53回 PT国試・OT国試 午後86〉

変形性膝関節症の進行に伴う関節構成体の変化で正しいのはどれか. 
1.滑膜の肥厚
2.骨嚢胞の消失
3.軟骨下骨の肥厚
4.関節裂隙の拡大
5.関節靱帯の緊張

解答

1.○ 正しい.
2.× 変形性膝関節症の進行に伴い骨嚢胞が出現する.
3.× 変形性膝関節症の進行に伴い軟骨下骨の硬化がみられる.
4.× 変形性膝関節症の進行に伴い関節裂隙が狭小化する.
5.× 変形性膝関節症の進行に伴い関節靱帯が弛緩する.


〈第52回 PT国試・OT国試 午前86〉

変形性膝関節症について正しのはどれか. 
1.男性に多い.
2.膝関節液は混濁している.
3.内側楔状足底板が有用な場合が多い.
4.初期の疼痛は動作開始時に出現しやすい.
5.エックス線像では外側関節裂隙が狭小化している場合が多い.

解答

1.× 変形性膝関節症は女性に多い.
2.× 変形性膝関節症では膝関節液は淡黄色透明である.
3.× 変形性膝関節症では外側楔状足底板が有用な場合が多い.
4.○ 正しい.
5.× 変形性膝関節症はエックス線像では内側関節裂隙が狭小化している場合が多い.


〈第42回 PT国試・OT国試 午後67〉

変形性膝関節症で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.中年期以降の肥満女性に好発する.
2.頻度は変形性股関節症より低い.
3.起立動作時よりも歩行時に病みが強い.
4.進行すると膝外反変形を生じやすい.
5.エックス線写真で関節裂隙の狭小化がみられる.

解答

1.○ 正しい.
2.× 変形性膝関節症の頻度は変形性股関節症より高い.
3.× 変形性膝関節症は歩行時よりも起立動作時に病みが強い.
4.× 変形性膝関節症は進行すると膝内反変形を生じやすい.
5.○ 正しい.


〈第48回 PT国試・OT国試 午前88〉

変形性膝関節症で正しいのはどれか. 
1.外側型が多い.
2.歩き始めは痛くない.
3.女性よりも男性に多い.
4.膝周囲筋の筋力強化は症状を改善させる.
5.内側型には内側が高い楔状足底板が用いられる.

解答

1.× 変形性膝関節症は内側型が多い.
2.× 変形性膝関節症は歩き始めに圧痛がみられる.
3.× 変形性膝関節症は男性よりも女性に多い.
4.○ 正しい.
5.× 変形性膝関節症の内側型には外側が高い楔状足底板が用いられる.


〈第46回 PT国試・OT国試 午前86〉

変形性膝関節症で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.二次性が多い.
2.女性よりも男性に好発する.
3.外反変形を生じやすい.
4.運動開始時に疼痛がある.
5.大腿四頭筋の萎縮を認める.

解答

1.× 変形性膝関節症は一次性が多い.
2.× 変形性膝関節症は男性よりも女性に好発する.
3.× 変形性膝関節症は内反変形を生じやすい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第36回 PT国試・OT国試 午後82〉

変形性膝関節症について適切でないのはどれか. 
1.慢性の退行性変化に起因する.
2.増殖性変化を合併する.
3.運動開始時に痛みを生じる.
4.軟骨下骨質に変化を生じる.
5.膝外反変形を生じる.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 変形性膝関節症は膝内反変形を生じる.


〈第43回 PT国試・OT国試 午後81〉

変形性膝関節症で誤っているのはどれか. 
1.中高年の女性に多い.
2.日本人では内反型が多い.
3.動き始めの疼痛が特徴である.
4.明らかな原因のない一次性が多い.
5.進行すると脛骨が大腿に対して内旋変形する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 変形性膝関節症は進行すると脛骨が大腿に対して外旋変形する.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後86〉

変形性膝関節症について誤っているのはどれか. 
1.関節軟骨辺縁部に骨棘が認められる.
2.二次性関節症は外傷後に起こる.
3.大腿四頭筋に筋力低下がみられる.
4.疼痛は初期から安静時に認められる.
5.関節裂隙は狭小化する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 変形性膝関節症の疼痛は進行すると安静時にも認められる.
5.○ 正しい.


〈第39回 PT国試・OT国試 午後82〉

変形性膝関節症患者への生活指導で適切でないのはどれか. 
1.水泳
2.ジョギング
3.体重のコントロール
4.重量物運搬の回避
5.椅子使用などの洋式生活

解答

1.○ 適切である.
2.× ジョギングは変形性膝関節症患者への生活指導で適切でない.
3.○ 適切である.
4.○ 適切である.
5.○ 適切である.


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