〈第45回 PT国試・OT国試 午前84〉
顔面神経の中枢性損傷で麻痺をきたすのはどれか．
1．前頭筋
2．眼輪筋
3．口輪筋
4．側頭筋
5．咬筋
解答
1．× 前頭筋は両側性支配のため，顔面神経の中枢性損傷で麻痺はきたさない．
2．× 眼輪筋は両側性支配のため，顔面神経の中枢性損傷で麻痺はきたさない．
3．○ 正しい．
4．× 側頭筋は三叉神経(下顎神経）支配であるため，顔面神経の中枢性損傷で麻痺はきたさない．
5．× 咬筋は三叉神経(下顎神経）支配であるため，顔面神経の中枢性損傷で麻痺はきたさない．
〈第46回 PT国試・OT国試 午後55〉
神経再生の過程で迷入再生をきたしやすい顔面神経の解剖学的特徴はどれか．
1．耳下腺内を走行する．
2．支配筋に筋紡錘がない．
3．骨性神経管内を走行する．
4．多数の運動終板を形成する．
5．神経束構造が欠落している．
解答
1．× 顔面神経の耳下腺内走行は迷入再生をきたしやすい解剖学的特徴でない．
2．× 顔面神経の支配筋に筋紡錘はある．
3．× 顔面神経の骨性神経管内走行は迷入再生をきたしやすい解剖学的特徴でない．
4．× 1本の顔面神経が形成する運動終板の数は少ない．
5．× 顔面神経は神経束構造が欠落していない．
Back ｜ 【第1章 神経内科学 目次】 ｜ Next