〈第53回 PT国試・OT国試 午前76〉
歩行障害がある患者の頭部MRIのT1強調冠状断像を示す.腰椎穿刺を行い髄液を排出させたところ,歩行障害が改善した.最も考えられるのはどれか.
1.Parkinson病
2.正常圧水頭症
3.脳梗塞
4.脳出血
5.慢性硬膜下血腫
解答
1.× Parkinson病は歩行障害があるが腰椎穿刺は行わない.
2.○ 正しい.
3.× 脳梗塞は歩行障害があるが腰椎穿刺は行わない.
4.× 脳出血は歩行障害があるが腰椎穿刺は行わない.
5.× 慢性硬膜下血腫は歩行障害があるが血腫除去を行うと歩行障害が改善しうる.
〈第51回 PT国試・OT国試 午後99〉
特発性正常圧水頭症で誤っているのはどれか.
1.脳室拡大がみられる.
2.小刻み歩行がみられる.
3.自発性の低下がみられる.
4.髄液で細胞増加がみられる.
5.腰椎-腹腔シャント術が用いられる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 特発性正常圧水頭症では髄液の細胞増加がみられない.
5.○ 正しい.
〈第44回 PT国試・OT国試 午後84〉
正常圧水頭症の症状でないのはどれか.
1.複視
2.尿失禁
3.計算力低下
4.自発性低下
5.歩行不安定
解答
1.× 複視は重症筋無力症,多発性硬化症などMLF症候群でみられる.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
Back | 【第1章 神経内科学 目次】 | Next