第1章 神経内科学 (02)高次脳機能障害 ③失語症

〈第53回 PT国試・OT国試 午後82〉

失語症分類と特徴の組合せで正しいのはどれか.
※失語症 ――― 流暢性 ――― 理解

1.Broca失語 ――― 非流暢 ――― 軽~中等度の障害
2.Wernicke失語 ――― 流暢 ――― 良好
3.健忘失語 ――― 非流暢 ――― 良好
4.超皮質性運動失語 ――― 流暢 ――― 重度の障害
5.伝導失語 ――― 非流暢 ――― 中等~重度の障害

解答

1.○ 正しい.
2.× Wernicke失語 ――― 流暢 ――― 不良
3.× 健忘失語 ――― 流暢 ――― 良好
4.× 超皮質性運動失語 ――― 非流暢 ――― 軽~中等度の障害
5.× 伝導失語 ――― 流暢 ――― 良好


〈第47回 PT国試・OT国試 午後80〉

運動性失語があっても,目的とする機能を適切に評価できる検査はどれか.2つ選べ. 
1.ベントン視覚記銘検査
2.田中・ビネー式知能検査
3.レーブン色彩マトリクス検査
4.MMSE(Mini Mental State Examination)
5.HDS-R(改訂長谷川式簡易知能スケール)

解答

1.○ 正しい.
2.× 田中・ビネー式知能検査は言語応答が必要なため運動性失語では適切に評価できない.
3.○ 正しい.
4.× MMSEは言語応答が必要なため運動性失語では適切に評価できない.
5.× HDS-Rは言語応答が必要なため運動性失語では適切に評価できない.


〈第42回 PT国試・OT国試 午後61〉

運動性失語があっても目的とする機能を適切に評価できる検査はどれか. 
1.三宅式記銘力検査
2.田中・ビネー式知能検査
3.コース立方体組合わせテスト
4.改訂長谷川式簡易知能評価スケール
5.ミニメンタルステート検査(MMSE)

解答

1.× 三宅式記銘力検査は言語応答が必要なため運動性失語では適切に評価できない.
2.× 田中・ビネー式知能検査は言語応答が必要なため運動性失語では適切に評価できない.
3.○ 正しい.
4.× 改訂長谷川式簡易知能評価スケールは言語応答が必要なため運動性失語では適切に評価できない.
5.× ミニメンタルステート検査は言語応答が必要なため運動性失語では適切に評価できない.


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