第1章 神経内科学 (01)脳血管障害 ⑤画像所見

〈第55回 PT国試・OT国試 午前89〉

頭部CTを示す.所見として考えられるのはどれか. 

1.くも膜下出血
2.硬膜外血腫
3.硬膜下血腫
4.脳動静脈奇形
5.皮質下出血

解答

1.× 誤り.
2.○ 凸レンズ型血腫所見より硬膜外血腫である.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第49回 PT国試・OT国試 午前90〉

頭部CTを示す.所見として考えられるのはどれか. 

1.硬膜外血腫
2.硬膜下血腫
3.皮質下出血
4.くも膜下出血
5.脳動静脈奇形

解答

1.○ 凸レンズ型血腫所見より硬膜外血腫である.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第47回 PT国試・OT国試 午後77〉

頭部CTを示す.所見として考えられるのはどれか. 

1.脳梗塞
2.被殻出血
3.尾状核出血
4.くも膜下出血
5.頭頂葉皮質下出血

解答

1.× 誤り.
2.○ 正しい.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第52回 PT国試・OT国試 午後76〉

突然の右不全片麻痺を呈して搬送された患者の発症後6時間の頭部CTを示す.最も考えられるのはどれか. 

1.視床出血
2.被殻出血
3.皮質下梗塞
4.くも膜下出血
5.慢性硬膜下血腫

解答

1.× 誤り.
2.○ 正しい.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第56回 PT国試・OT国試 午後90〉

頭部CTを示す.出血部位はどれか. 

1.後頭葉皮質下
2.頭頂葉皮質下
3.尾状核
4.被殻
5.視床

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 正しい.


〈第50回 PT国試・OT国試 午後77〉

頭部CTを示す.出血部位はどれか. 

1.頭頂葉皮質下
2.放線冠
3.被殻
4.視床
5.橋

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 正しい.
5.× 誤り.


〈第51回 PT国試・OT国試 午前94〉

突然の左不全片麻痺を呈して搬送された患者の発症後3時間の頭部MRIの拡散強調像を示す.最も考えられるのはどれか. 

1.脳出血
2.脳梗塞
3.脳腫瘍
4.脳動静脈瘻
5.くも膜下出血

解答

1.× 誤り.
2.○ MRI拡散強調像は超急性期の脳梗塞を描出する.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第59回 PT国試・OT国試 午前86〉

頭部MRIで正しいのはどれか. 
1.T2強調画像で髄液は低信号に描出される.
2.頭部CTに比べて脳幹部の病巣を観察しにくい.
3.T2強調画像で脳梗塞による信号変化はみられない.
4.拡散強調画像は急性期の脳梗塞の診断に有用である.
5.頭部CTに比べて急性期の脳出血の診断に有用である.

解答

1.× T2強調画像で髄液は高信号に描出される.
2.× 頭部CTに比べて脳幹部の病巣を観察しやすい.
3.× T2強調画像で脳梗塞による信号変化はみられる.
4.○ 正しい.
5.× 頭部MRIに比べて頭部CTは急性期の脳出血の診断に有用である.


〈第54回 PT国試・OT国試 午前89〉

脳血管障害に対して行われる検査で,誤っているのはどれか. 
1.頸動脈狭窄の検索に頸部MRAが用いられる.
2.出血病変の検索にMRIのT2*(スター)強調像が用いられる.
3.陳旧性梗塞の検索にMRIの拡散強調画像が用いられる.
4.脳塞栓の原因検索にHolter心電図が用いられる.
5.脳動脈瘤の検索に脳血管造影が用いられる.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 超急性期梗塞の検索にMRIの拡散強調像が用いられる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第58回 PT国試・OT国試 午前90〉

発症後2時間の脳梗塞において典型的な画像所見はどれか. 
1.単純CTでの高吸収域
2.単純CTでの低吸収域
3.MRIのT1強調像での高信号領域
4.MRIのT2強調像での高信号領域
5.MRIの拡散強調像での高信号領域

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 発症後2時間の脳梗塞はMRIの拡散強調像で高信号領域がみられる.


〈第55回 PT国試・OT国試 午後85〉

診断においてMRI拡散強調像が最も有用なのはどれか. 
1.頭蓋底骨折
2.脳室内出血
3.脳梗塞急性期
4.脳出血急性期
5.くも膜下出血急性期

解答

1.× 頭蓋底骨折の診断には3D-CT像が有用である.
2.× 脳室内出血の診断にはCT像が有用である.
3.○ 正しい.
4.× 脳出血急性期の診断にはCT像が有用である.
5.× くも膜下出血急性期の診断にはCT像が有用である.


〈第40回 PT国試・OT国試 午後85〉

脳血管障害のCT異常所見で誤っているのはどれか.2つ選べ. 
1.一過性脳虚血発作 ――― 低吸収域
2.脳梗塞(急性期)  ――― 高吸収域
3.脳梗塞(慢性期)  ――― 低吸収域
4.くも膜下出血(急性期) ――― 高吸収域
5.脳出血(急性期)  ――― 高吸収域

解答

1.× 一過性脳虚血発作 ――― CTで異常所見を認めない
2.× 脳出血(急性期)  ――― 高吸収域
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第58回 PT国試・OT国試 午後77〉

頭部単純CTで低吸収域として描出されるのはどれか. 
1.くも膜下出血
2.脳梗塞慢性期
3.脳出血急性期
4.急性硬膜下血腫
5.脈絡叢の石灰化

解答

1.× くも膜下出血は頭部単純CTで高吸収域として描出される.
2.○ 正しい.
3.× 脳出血急性期は頭部単純CTで高吸収域として描出される.
4.× 急性硬膜下血腫は頭部単純CTで高吸収域として描出される.
5.× 5.脈絡叢の石灰化


〈第38回 PT国試・OT国試 午後96〉

CTが最も的確にその病変を描出するのはどれか. 
1.アルツハイマー病の初期像
2.脳出血の血腫
3.破裂出血していない動脈瘤
4.多発性硬化症の脱髄巣
5.パーキンソン病の黒質病変

解答

1.× アルツハイマー病の初期像はMRI所見はほぼ正常である.
2.○ 正しい.
3.× 破裂出血していない動脈瘤はMRAで病変を描出できる.
4.× 多発性硬化症の脱髄巣はMRIで病変を描出できる.
5.× パーキンソン病の黒質病変はCT・MRIで的確に病変を描出できない.


〈第54回 PT国試・OT国試 午後77〉

急性期のくも膜下出血の診断に最も有用なのはどれか. 
1.MRI T1強調像
2.MRI T2強調像
3.頸動脈超音波像
4.単純CT像
5.単純エックス線写真

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 急性期のくも膜下出血の診断に最も有用なのはCT像である.
5.× 誤り.


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