第1章 神経内科学 (01)脳血管障害 ①脳血管障害の特徴

〈第52回 PT国試・OT国試 午前88〉

脳血管障害について誤っているのはどれか. 
1.高血圧は脳出血の危険因子である.
2.くも膜下出血は女性よりも男性に多い.
3.発作性心房細動は脳塞栓の危険因子である.
4.癌に付随する凝固異常は脳塞栓の原因となる.
5.慢性腎臓病〈CKD〉は脳卒中の危険因子である.

解答

1.○ 正しい.
2.× くも膜下出血は男性よりも女性に多い.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第41回 PT国試・OT国試 午後87〉

脳血管障害で誤っているのはどれか. 
1.危険因子として高血圧がある.
2.脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する.
3.若年層の脳出血は動静脈奇形が原因となる.
4.脳血栓の原因として心弁膜症がある.
5.脳動脈瘤は脳底部に好発する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 脳塞栓の原因として心弁膜症がある.
5.○ 正しい.


〈第36回 PT国試・OT国試 午後54〉

脳血管障害について誤っているのはどれか. 
1.高血圧と動脈硬化とが危険因子として重要である.
2.脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する.
3.若年者の脳出血では動静脈奇形などによる.
4.脳血栓の原因として心弁膜症が重要である.
5.脳動脈瘤は脳底部に好発する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 脳塞栓の原因として心弁膜症が重要である.
5.○ 正しい.


〈第40回 PT国試・OT国試 午後83〉

脳血管障害で誤っているのはどれか. 
1.日本の三大死因の一つである.
2.日本では脳出血が減少し脳梗塞が増加している.
3.高脂血症は脳梗塞の危険因子である.
4.脳出血は天幕下の出血が多い.
5.くも膜下出血は脳動脈瘤破裂によるものが多い.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 脳出血は被殻の出血が多い.
5.○ 正しい.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後64〉

脳血管障害で正しい組合せはどれか. 
1.脳出血 ――― 夜間就眠中に発症することが多い.
2.くも膜下出血 ――― 突発的に発症する.
3.脳血栓 ――― 数分で症候は完成する.
4.脳塞栓 ――― 症候の完成までに1~2日を要する.
5.一過性脳虚血発作 ――― 血圧の上昇で発症する.

解答

1.× 脳血栓 ――― 夜間就眠中に発症することが多い.
2.○ 正しい.
3.× 脳塞栓 ――― 数分で症候は完成する.
4.× 脳血栓 ――― 症候の完成までに1~2日を要する.
5.× 脳出血 ――― 血圧の上昇で発症する.


〈第36回 PT国試・OT国試 午後86〉

脳血管疾患で誤っているのはどれか.2つ選べ. 
1.我が国では死因の第1位である.
2.糖尿病は危険因子である.
3.視床は脳出血の好発部位である.
4.脳動脈瘤の破裂によってくも膜下出血が起こる.
5.脳梗塞の急性期ではエックス線CT所見は高吸収域を示す.

解答

1.× 脳血管疾患は我が国で死因の第3位である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 脳出血の急性期ではエックス線CT所見は高吸収域を示す.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後52〉

正しい組合せはどれか.2つ選べ. 
1.脳出血 ――― アテローム硬化
2.脳血栓 ――― 血小板減少
3.脳塞栓 ――― 心房細動
4.くも膜下出血 ――― 動脈瘤破裂
5.慢性硬膜下血腫 ――― 動静脈奇形破裂

解答

1.× 脳出血 ――― 高血圧
2.× 脳血栓 ――― アテローム硬化
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× くも膜下出血 ――― 動静脈奇形破裂


〈第58回 PT国試・OT国試 午後90〉

脳梗塞で正しいのはどれか. 
1.脳動脈瘤の合併が多い.
2.我が国の死因の第1位である.
3.心房細動は脳塞栓の原因となる.
4.くも膜下出血に比べ,発症後の死亡率は高い.
5.原因に関わらず抗血小板薬の投与が行われる.

解答

1.× 脳動脈瘤の合併が多いのはくも膜下出血である.
2.× 脳血管疾患は我が国の死因の第4位である.
3.○ 正しい.
4.× 脳梗塞はくも膜下出血に比べ,発症後の死亡率は低い.
5.× 脳動脈内に血栓ができる場合に抗血小板薬の投与が行われる.


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