〈第58回 PT国試・OT国試 午後74〉
運動学習の効率で正しいのはどれか.
1.覚醒度は高いほどよい.
2.フィードバックは多いほどよい.
3.練習動作の難易度は低いほどよい.
4.多様練習は学習初期に行うとよい.
5.練習動作は基準課題に似ているほどよい.
解答
1.× 覚醒レベルが高すぎても運動学習の効率は低下する.
2.× フィードバックが多すぎても運動学習の効率は低下する.
3.× 練習動作の難易度が低すぎても運動学習の効率は低下する.
4.× 多様練習は学習後期に行うとよい.
5.○ 正しい.
〈第53回 PT国試・OT国試 午後74〉
運動学習について正しいのはどれか.
1.動機づけが高いほどパフォーマンスが向上する.
2.覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上する.
3.学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こる.
4.2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる.
5.パフォーマンスの向上がみられなくなることは運動学習の停止を意味する.
解答
1.× 中等度の動機づけでパフォーマンスが向上する.
2.× 覚醒レベルが高すぎてもパフォーマンスが低下する.
3.× 学習によるパフォーマンスの向上は曲線的に起こる.
4.○ 正しい.
5.× パフォーマンスの向上がみられなくなることはプラトーを意味するが,真のプラトーはなく運動学習が停止することはない.
〈第44回 PT国試・OT国試 午後48〉
誤っているのはどれか.
1.運動学習には結果の知識が必要である.
2.覚醒状態が高いほどパフォーマンスは良い.
3.運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる.
4.動機づけはパフォーマンスを向上させる.
5.運動技能の向上に伴い運動に対する注意は減少する.
解答
1.○ 正しい.
2.× 覚醒状態とパフォーマンスは逆U字曲線を描く.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第42回 PT国試・OT国試 午後48〉
運動学習で正しいのはどれか.2つ選べ.
1.運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる.
2.臨界期とは技能を獲得するための条件が整う時期をいう.
3.訓練時間を長く休みなく行う方法を全体法という.
4.覚醒状態とパフォーマンス効率は正比例する.
5.身体の片側を用いての学習が反対側に転移することを負の転移という.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 訓練時間を長く休みなく行う方法を集中練習という.
4.× 覚醒状態とパフォーマンス効率は逆U字曲線を描く.
5.× 身体の片側を用いての学習が反対側に転移することを両側性転移という.
〈第41回 PT国試・OT国試 午後48〉
誤っているのはどれか.
1.動機づけには内的動機づけと外的動機づけとがある.
2.覚醒状態が高いほど巧緻動作のパフォーマンスが向上する.
3.学習には結果の知識が必要である.
4.運動学習の最終段階では自動化が起こる.
5.学習の転移とは以前の学習が後の学習に影響をおよぼすことである.
解答
1.○ 正しい.
2.× 覚醒状態と巧緻動作のパフォーマンスは逆U字曲線を描く.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第59回 PT国試・OT国試 午後74〉
運動学習で最も適切なのはどれか.
1.学習初期から二重課題法を取り入れる.
2.学習課題の難易度は高いほど効果がある.
3.療法士の助言は内在的フィードバックである.
4.記憶障害がある場合は試行錯誤学習を適応する.
5.運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる.
解答
1.× 学習が進んだ段階から二重課題法を取り入れる.
2.× 学習課題の難易度は高すぎても低すぎても効果がない.
3.× 療法士の助言は外在的フィードバックである.
4.× 記憶障害がある場合は試行錯誤学習は適応しない.
5.○ 正しい.
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