第8章 運動学 (05)歩行 ⑤その他

〈第44回 PT国試・OT国試 午後47〉

歩行時に若年者よりも高齢者の方が大きいのはどれか. 
1.歩隔
2.歩幅
3.骨盤回旋
4.遊脚相/立脚相比
5.頭部の上下動の振幅

解答

1.○ 正しい.
2.× 歩幅は若年者よりも高齢者の方が小さい.
3.× 骨盤回旋は若年者よりも高齢者の方が小さい.
4.× 遊脚相/立脚相比は若年者よりも高齢者の方が小さい.
5.× 頭部の上下動の振幅は若年者よりも高齢者の方が小さい.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後45〉

高齢者の歩行の特徴で正しいのはどれか. 
1.若年者と同じ速度で歩く場合は歩調を多くとる.
2.若年者に比べて遊脚相/立脚相比が増加する.
3.若年者に比べて骨盤の水平回旋は大きくなる.
4.若年者に比べて頭部の上下動の振幅は大きくなる.
5.若年者に比べて床反力垂直成分の変化は大きい.

解答

1.○ 正しい.
2.× 高齢者は若年者に比べて遊脚相/立脚相比が減少する.
3.× 高齢者は若年者に比べて骨盤の水平回旋は小さくなる.
4.× 高齢者は若年者に比べて頭部の上下動の振幅は小さくなる.
5.× 高齢者は若年者に比べて床反力垂直成分の変化は小さい.


〈第40回 PT国試・OT国試 午後77〉

小児の歩行で正しいのはどれか. 
1.独歩開始時から踵接地がみられる.
2.歩幅に対する歩隔の比率は発達とともに増加する.
3.両脚支持期は発達とともに増加する.
4.ケイデンスは発達とともに減少する.
5.上肢肢位は発達とともに挙上位となる.

解答

1.× 独歩開始時は踵接地がみられない.
2.× 歩幅に対する歩隔の比率は発達とともに減少する.
3.× 両脚支持期は発達とともに減少する.
4.○ 正しい.
5.× 上肢肢位は発達とともに下制位となる.


〈第46回 PT国試・OT国試 午前74〉

歩行の神経機構として,中枢パターン発生器(central pattern generator)説がある.この神経機構で誤っているのはどれか. 
1.解剖学的な構造が明確である.
2.意図的な制御を軽減している.
3.ヒト以外の動物にもみられる.
4.相反性抑制機構が関与している.
5.脳幹部以上の中枢からの制御を受けている.

解答

1.× 中枢パターン発生器は解剖学的な構造が明確でない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後47〉

つま先歩きになるのはどれか.2つ選べ. 
1.大殿筋筋力低下
2.大腿四頭筋筋力低下
3.30°膝関節屈曲拘縮
4.3cm以上の脚長差
5.脛骨神経麻痺

解答

1.× 大殿筋筋力低下は大殿筋歩行になる.
2.× 大腿四頭筋筋力低下は膝を押さえた歩行になる.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 脛骨神経麻痺は踵歩行になる.


〈第47回 PT国試・OT国試 午前74〉

麻痺のために鶏歩を呈するのはどれか. 
1.腓腹筋
2.ヒラメ筋
3.前脛骨筋
4.大腿二頭筋
5.大腿四頭筋

解答

1.× 腓腹筋の麻痺は踵歩行を呈する.
2.× ヒラメ筋の麻痺は踵歩行を呈する.
3.○ 正しい.
4.× 大腿二頭筋の麻痺は反張膝を呈する.
5.× 大腿四頭筋の麻痺は膝を押さえた歩行を呈する.


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