第8章 運動学 (05)歩行 ②運動学的分析

〈第49回 PT国試・OT国試 午前74〉

正常歩行時の矢状面における重心移動について正しいのはどれか. 
1.歩行速度が増すと重心軌道の高低差は小さくなる.
2.1歩行周期において重心軌道は一峰性を示す.
3.重心の移動速度は立脚中期で最も速くなる.
4.重心が最も高くなるのは荷重反応期である.
5.重心が最も低くなるのは踵接地期である.

解答

1.× 歩行速度が増すと重心軌道の高低差は大きくなる.
2.× 1歩行周期において重心軌道は二峰性を示す.
3.× 重心の移動速度は立脚中期で最も遅くなる.
4.× 重心が最も高くなるのは立脚中期である.
5.○ 正しい.


〈第59回 PT国試・OT国試 午前74〉

健常成人の歩行で重心が最も高くなる時期はどれか. 
1.初期接地
2.荷重応答期
3.立脚中期
4.立脚終期
5.前遊脚期

解答

1.× 健常成人の歩行で重心が最も高くなる時期は立脚中期である.
2.× 健常成人の歩行で重心が最も高くなる時期は立脚中期である.
3.○ 正しい.
4.× 健常成人の歩行で重心が最も高くなる時期は立脚中期である.
5.× 健常成人の歩行で重心が最も高くなる時期は立脚中期である.


〈第50回 PT国試・OT国試 午前74〉

正常歩行時の重心移動幅の減少への関与が小さいのはどれか. 
1.骨盤傾斜
2.二重膝作用
3.膝関節の回旋
4.骨盤の回旋運動
5.骨盤の側方移動

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 膝関節の回旋は正常歩行時の重心移動幅の減少への関与が小さい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第51回 PT国試・OT国試 午前74〉

次の歩行周期で足関節が最も底屈位となるのはどれか. 
1.踵接地
2.足底接地
3.立脚中期
4.爪先離地
5.遊脚中期

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第41回 PT国試・OT国試 午後46〉

正常平地歩行で正しいのはどれか. 
1.股関節は立脚中期に最も伸展する.
2.膝関節は立脚中期に最も伸展する.
3.膝関節は遊脚中期に最も屈曲する.
4.足関節は踵接地時に最も底屈する.
5.足関節は遊脚中期に最も背屈する.

解答

1.× 股関節は立脚後期に最も伸展する.
2.× 膝関節は立脚後期に最も伸展する.
3.○ 正しい.
4.× 足関節は爪先離地後に最も底屈する.
5.× 足関節は立脚後期で最も背屈する.


〈第45回 PT国試・OT国試 午前74〉

歩行中の矢状面上の関節運動を図に示す.この関節はどれか. 

1.肩関節
2.肘関節
3.股関節
4.膝関節
5.足関節

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 正しい.


〈第53回 PT国試・OT国試 午前74〉

正常歩行について正しいのはどれか. 
1.肩関節は同側の踵接地時に最大屈曲位となる.
2.膝関節は踵接地直後に伸展する.
3.骨盤は水平面において回旋運動する.
4.骨盤は前額面において水平に保たれる.
5.骨盤は遊脚側へ側方移動する.

解答

1.× 肩関節は同側の踵接地時に最大伸展位となる.
2.× 膝関節は踵接地直後に屈曲する.
3.○ 正しい.
4.× 骨盤は前額面において立脚期に傾斜する.
5.× 骨盤は立脚側へ側方移動する.


〈第39回 PT国試・OT国試 午後47〉

正常歩行で誤っているのはどれか. 
1.重心点の高さは踵接地期に最低となる.
2.骨盤後傾は立脚相中期に最大となる.
3.骨盤の支持脚側への側方移動は股内転によって起こる.
4.股関節は遊脚相初期から屈曲する.
5.膝関節は立脚相後半に伸展する.

解答

1.○ 正しい.
2.× 骨盤傾斜は立脚相中期に最大となる.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


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