〈第54回 PT国試・OT国試 午前72〉
膝関節の運動で正しいのはどれか.
1.側副靱帯は屈曲時に緊張する.
2.関節包の後面は前面に比べて伸縮性が高い.
3.半月板の内外縁とも遊離して可動性に関与する.
4.大腿骨の脛骨上の転がり運動は,屈曲最終域までみられる.
5.大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい.
解答
1.× 側副靱帯は伸展時に緊張する.
2.× 関節包の前面は後面に比べて伸縮性が高い.
3.× 半月板の内縁が遊離して可動性に関与する.
4.× 大腿骨の脛骨上のすべり運動は,屈曲最終域までみられる.
5.○ 正しい.
〈第47回 PT国試・OT国試 午前71〉
膝関節について正しいのはどれか.
1.屈曲角度が増すと,ころがり運動が多くなる.
2.内側側副靱帯は屈曲位での外旋運動を制限する.
3.屈曲位から伸展すると,完全伸展する直前で下腿は内旋する.
4.関節運動による内側半月板の移動量は外側半月板よりも大きい.
5.前十字靱帯の主な作用は,脛骨と大腿骨の間の左右剪断力を制限することである.
解答
1.× 膝関節は屈曲角度が増すと,すべり運動が多くなる.
2.○ 正しい.
3.× 膝関節は屈曲位から伸展すると,完全伸展する直前で下腿は外旋する.
4.× 関節運動による内側半月板の移動量は外側半月板よりも小さい.
5.× 前十字靱帯の主な作用は,脛骨の前方への滑り出しを制限することである.
〈第45回 PT国試・OT国試 午前72〉
膝関節で正しいのはどれか.
1.外側側副靱帯は屈曲位で緊張する.
2.最終伸展時に脛骨の外旋が起こる.
3.外側半月は外側側副靱帯と結合する.
4.大腿骨軸と脛骨軸とは軽度内反している.
5.後十字靱帯は大腿骨の顆間窩後方に付着する.
解答
1.× 外側側副靱帯は伸展・内転(内反)・外旋・内旋で緊張する.
2.○ 正しい.
3.× 外側半月は外側側副靱帯と結合しない.
4.× 大腿骨軸と脛骨軸とは軽度外反している.
5.× 後十字靱帯は大腿骨の顆間窩前内側に付着する.
〈第44回 PT国試・OT国試 午後4〉
膝関節で正しいのはどれか.
1.生理的に内反している.
2.前十字靱帯は膝で最も強い靱帯である.
3.内側側副靱帯は内反によって緊張する.
4.半月板は関節面の適合性を良好にする.
5.膝蓋腱は大腿四頭筋の力を腓骨に伝える.
解答
1.× 膝関節は生理的に外反している.
2.× 膝蓋腱が膝で最も強い靱帯である.
3.× 内側側副靱帯は伸展・外転(外反)・外旋・内旋によって緊張する.
4.○ 正しい.
5.× 膝蓋腱は大腿四頭筋の力を脛骨に伝える.
〈第41回 PT国試・OT国試 午後41〉
膝関節で誤っているのはどれか.
1.半月板は関節の適合性をよくしている.
2.大腿骨軸と脛骨軸は軽度外反している.
3.後十字靱帯は脛骨の後方移動を防ぐ.
4.外側側副靱帯は屈曲位で緊張する.
5.屈曲位から完全伸展すると脛骨の外旋が起こる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 外側側副靱帯は伸展・内転(内反)・外旋・内旋で緊張する.
5.○ 正しい.
〈第59回 PT国試・OT国試 午後71〉
膝関節で正しいのはどれか.2つ選べ.
1.膝関節は顆状関節である.
2.内側半月はO字状の形状である.
3.外側側副靭帯は屈曲時に緊張する.
4.前十字靭帯は脛骨の後方への逸脱を防いでいる.
5.完全伸展位に近づくと脛骨は大腿に対し外旋する.
解答
1.○ 正しい.
2.× 内側半月はC字状の形状である.
3.× 外側側副靱帯は伸展・内転(内反)・外旋・内旋で緊張する.
4.× 前十字靭帯は脛骨の前方への逸脱を防いでいる.
5.○ 正しい.
〈第39回 PT国試・OT国試 午後42〉
膝関節について正しいのはどれか.2つ選べ.
1.らせん関節である.
2.屈曲の最終期にはころがり運動となる.
3.伸展位では側副靱帯は弛緩する.
4.半腱様筋は下腿の外旋運動を行う.
5.完全伸展時には下腿の内旋運動はできない.
解答
1.○ 正しい.
2.× 膝関節屈曲の最終期にはすべり運動となる.
3.× 膝関節伸展位では側副靱帯は緊張する.
4.× 半腱様筋は下腿の内旋運動を行う.
5.○ 正しい.
〈第38回 PT国試・OT国試 午後43〉
正しいのはどれか.
1.前十字靱帯は膝伸展で弛緩する.
2.内側側副靱帯は膝伸展で弛緩する.
3.大腿直筋は膝伸展と股屈曲の作用がある.
4.大腿筋膜張筋は膝屈曲位で下腿内旋作用がある.
5.大腿二頭筋は膝屈曲と下腿内旋の作用がある.
解答
1.× 前十字靱帯は膝伸展・外転(外反)・内転(内反)・外旋・内旋で緊張する.
2.× 内側側副靱帯は膝伸展・外転(外反)・外旋・内旋で緊張する.
3.○ 正しい.
4.× 大腿筋膜張筋は膝屈曲位で下腿外旋作用がある.
5.× 大腿二頭筋は膝屈曲と下腿外旋の作用がある.
〈第57回 PT国試・OT国試 午前72〉
膝関節屈曲運動の制限に関与するのはどれか.
1.斜膝窩靭帯の緊張
2.前十字靭帯の緊張
3.大腿後面と下腿後面の接触
4.大腿骨の転がり運動の出現
5.内側側副靭帯の緊張
解答
1.× 斜膝窩靭帯の緊張は膝関節伸展運動の制限に関与する.
2.× 前十字靭帯の緊張は膝関節伸展運動の制限に関与する.
3.○ 正しい.
4.× 大腿骨の転がり運動の出現は膝関節屈曲運動の促進に関与する.
5.× 内側側副靭帯の緊張は膝関節伸展運動の制限に関与する.
〈第44回 PT国試・OT国試 午後42〉
膝関節30°屈曲位の状態から完全に伸展するまでに生じるのはどれか.2つ選べ.
1.下腿の外旋
2.膝窩筋の収縮
3.膝蓋骨の下方移動
4.前十字靱帯の緊張
5.内側側副靱帯の弛緩
解答
1.○ 正しい.
2.× 膝窩筋の作用は膝関節屈曲である.
3.× 膝関節30°屈曲位の状態から完全に伸展するまでに,膝蓋骨は上方へ移動する.
4.○ 正しい.
5.× 膝関節30°屈曲位の状態から完全に伸展するまでに,内側側副靱帯は緊張する.
〈第51回 PT国試・OT国試 午後71〉
椅子座位姿勢で膝関節屈曲位から完全伸展したときにみられるのはどれか.
1.外側側腹靱帯の弛緩
2.内側側腹靱帯の弛緩
3.前十字靱帯の緊張
4.後十字靱帯の緊張
5.半月板の後方移動
解答
1.× 膝関節屈曲位から完全伸展したときに外側側腹靱帯は緊張する.
2.× 膝関節屈曲位から完全伸展したときに内側側腹靱帯は緊張する.
3.○ 正しい.
4.× 膝関節屈曲位から完全伸展したときに後十字靱帯は弛緩する.
5.× 膝関節屈曲位から完全伸展したときに半月板は前方移動する.
〈第54回 PT国試・OT国試 午前71〉
膝蓋骨で正しいのはどれか.
1.関節面は外側面に比べて内側面で広い.
2.膝関節屈曲位で可動性が高くなる.
3.膝関節伸筋の作用効率を高めている.
4.膝関節の屈曲に伴い上方に引かれる.
5.膝関節の伸展に伴い接触面は上方に移動する.
解答
1.× 膝蓋骨関節面は内側面に比べて外側面で広い.
2.× 膝蓋骨は膝関節伸展位で可動性が高くなる.
3.○ 正しい.
4.× 膝蓋骨は膝関節の屈曲に伴い下方に引かれる.
5.× 膝関節の伸展に伴い膝蓋骨の接触面は下方に移動する.
〈第57回 PT国試・OT国試 午前52〉
膝関節半月板について正しいのはどれか.
1.内縁は外縁より厚い.
2.外縁は外側側副靭帯に付着する.
3.外縁は血行により栄養されている.
4.内側半月板の形状はO字状である.
5.プロテオグリカン量は関節軟骨より多い.
解答
1.× 膝関節半月板の外縁は内縁より厚い.
2.× 膝関節半月板の外縁は内側側副靭帯に付着する.
3.○ 正しい.
4.× 内側半月板の形状はC字状である.
5.× 膝関節半月板のプロテオグリカン量は関節軟骨より少ない.
〈第52回 PT国試・OT国試 午後72〉
膝関節半月板について正しいのはどれか.
1.外縁は内縁より薄い.
2.外側半月板は外側側副靱帯に付着しない.
3.大腿骨と膝蓋骨の適合性を高める.
4.内側半月板は外側半月板より小さい.
5.膝関節伸展時には後方に移動する.
解答
1.× 膝関節半月板の外縁は内縁より厚い.
2.○ 正しい.
3.× 膝関節半月板は大腿骨と脛骨の適合性を高める.
4.× 内側半月板は外側半月板より大きい.
5.× 膝関節半月板は膝関節伸展時には前方に移動する.
〈第37回 PT国試・OT国試 午後38〉
半月板について誤っているのはどれか.
1.膝の側方の動揺を防止する.
2.大腿骨から脛骨への衝撃を和らげる.
3.関節包が骨の間に挟みこまれるのを防ぐ.
4.外側半月板の移動量は内側半月板より小さい.
5.大腿骨と脛骨との関節面の不一致による間隙を埋める.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 外側半月板の移動量は内側半月板より大きい.
5.○ 正しい.
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