第5章 内臓系 (04)内分泌腺 ⑦ホルモンの作用

〈第47回 PT国試・OT国試 午前68〉

成長ホルモンについて誤っているのはどれか. 
1.蛋白質である.
2.下垂体前葉で合成される.
3.下垂体前葉から分泌される.
4.成人になると分泌が停止する.
5.小児期の分泌不全によって低身長をきたす.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 成長ホルモンは成人になっても分泌は停止しない.
5.○ 正しい.


〈第53回 PT国試・OT国試 午前67〉

副甲状腺ホルモンで正しいのはどれか. 
1.骨吸収を促進する.
2.好酸性細胞で分泌される.
3.リンの再吸収を促進する.
4.重炭酸イオンの再吸収を促進する.
5.遠位尿細管でのカルシウム再吸収を抑制する.

解答

1.○ 正しい.
2.× 副甲状腺ホルモンは主細胞で分泌される.
3.× 副甲状腺ホルモンはリンの再吸収を抑制する.
4.× 副甲状腺ホルモンは重炭酸イオンの再吸収に関与しない.
5.× 副甲状腺ホルモンは遠位尿細管でのカルシウム再吸収を促進する.


〈第53回 PT国試・OT国試 午後66〉

エリスロポエチンの産生を促進するのはどれか. 
1.血圧の低下
2.血糖値の低下
3.腎機能の低下
4.動脈血酸素分圧の低下
5.血中カルシウム濃度の低下

解答

1.× 血圧の低下によってレニンが分泌される.
2.× 血糖値の低下でグルカゴンが分泌される.
3.× 腎機能の低下によってエリスロポエチンの産生が低下する.
4.○ 正しい.
5.× 血中カルシウム濃度の低下によってパラソルモンが分泌される.


〈第56回 PT国試・OT国試 午前68〉

副腎皮質ホルモンについて正しいのはどれか. 
1.血糖値に影響しない.
2.ストレス時に変動しない.
3.早朝に分泌が最大となる.
4.ペプチドホルモンである.
5.アドレナリンから生合成される.

解答

1.× 副腎皮質ホルモンは血糖値に影響する.
2.× 副腎皮質ホルモンはストレス時に変動する.
3.○ 正しい.
4.× 副腎皮質ホルモンはステロイドホルモンである.
5.× 副腎皮質ホルモンはコレステロールから生合成される.


〈第41回 PT国試・OT国試 午後36〉

各組織とインスリンの作用との組合せで誤っているのはどれか. 
1.筋肉 ――― 膜電位の上昇
2.筋肉 ――― 蛋白合成の促進
3.脂肪組織 ――― 糖の取り込み抑制
4.肝臓 ――― グリコーゲン分解の抑制
5.皮膚 ――― 傷の治癒促進

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 脂肪組織 ――― 糖の取り込み促進
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第40回 PT国試・OT国試 午後51〉

インスリンの作用でないのはどれか. 
1.肝臓でブドウ糖をグリコーゲンに変える.
2.脂肪組織へのブドウ糖の取り込みを促進する.
3.脂肪組織で中性脂肪の合成を促進する.
4.筋組織へブドウ糖の取り込みを促進する.
5.筋組織で蛋白質の分解を促進する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× インスリンは筋組織で蛋白質の合成を促進する.


〈第48回 PT国試・OT国試 午後67〉

内分泌物質の作用で正しいのはどれか. 
1.バソプレシンは尿量増加に働く.
2.上皮小体ホルモンは血中Caを増加させる.
3.甲状腺ホルモンは基礎代謝率を低下させる.
4.インスリンはグルコースの細胞内取り込みを阻害する.
5.副腎皮質ホルモンは糖新生(グルコース産生)を阻害する.

解答

1.× バソプレシンは尿量減少に働く.
2.○ 正しい.
3.× 甲状腺ホルモンは基礎代謝率を上昇させる.
4.× インスリンはグルコースの細胞内取り込みを促進する.
5.× 副腎皮質ホルモンは糖新生(グルコース産生)を促進する.


〈第44回 PT国試・OT国試 午後33〉

正しいのはどれか. 
1.レプチンは摂食行動を促進する.
2.インスリンは血糖値を上昇させる.
3.バソプレシンは尿量を増加させる.
4.甲状腺ホルモンは体温を上昇させる.
5.上皮小体ホルモンは骨塩量を増加させる.

解答

1.× レプチンは摂食行動を抑制する.
2.× インスリンは血糖値を低下させる.
3.× バソプレシンは尿量を減少させる.
4.○ 正しい.
5.× 上皮小体ホルモンは骨塩量を低下させる.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後32〉

正しいのはどれか. 
1.交感神経興奮はエピネフリン分泌を促進する.
2.副交感神経興奮はインスリン分泌を抑制する.
3.血糖値上昇はグルカゴン分泌を促進する.
4.血漿浸透圧の低下はバゾプレッシン分泌を促進する.
5.血中Ca濃度の低下はカルシトニン分泌を促進する.

解答

1.○ 正しい.
2.× 副交感神経興奮はインスリン分泌を促進する.
3.× 血糖値低下はグルカゴン分泌を促進する.
4.× 血漿浸透圧の上昇はバゾプレッシン分泌を促進する.
5.× 血中Ca濃度の上昇はカルシトニン分泌を促進する.


〈第53回 PT国試・OT国試 午後67〉

ホルモン分泌について正しいのはどれか. 
1.プロラクチンは乳腺から分泌される.
2.卵胞刺激ホルモンは視床下部から分泌される.
3.エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を促進する.
4.黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する.
5.性腺刺激ホルモン放出ホルモンは下垂体から分泌される.

解答

1.× プロラクチンは下垂体前葉から分泌される.
2.× 卵胞刺激ホルモンは下垂体前葉から分泌される.
3.× エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を抑制する.
4.○ 正しい.
5.× 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは視床下部から分泌される.


〈第44回 PT国試・OT国試 午後32〉

正しいのはどれか. 
1.プロラクチンは乳腺から分泌される.
2.卵胞刺激ホルモンは視床下部から分泌される.
3.エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を促進する.
4.黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する.
5.性腺刺激ホルモン放出ホルモンは下垂体から分泌される.

解答

1.× プロラクチンは下垂体前葉から分泌される.
2.× 卵胞刺激ホルモンは下垂体前葉から分泌される.
3.× エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を抑制する.
4.○ 正しい.
5.× 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは視床下部から分泌される.


〈第37回 PT国試・OT国試 午後30〉

血圧を上昇させるホルモンはどれか. 
1.アドレナリン
2.カルシトニン
3.テストステロン
4.エストロゲン
5.プロラクチン

解答

1.○ 正しい.
2.× カルシトニンは血中カルシウム濃度を低下させる.
3.× テストステロンは男性化作用,蛋白質同化作用に関与する.
4.× エストロゲンは女性化作用に関与する.
5.× プロラクチンは乳汁産生に関与する.


〈第58回 PT国試・OT国試 午前67〉

血糖を上昇させる作用のあるホルモンはどれか.2つ選べ. 
1.アドレナリン
2.アルドステロン
3.カルシトニン
4.グルカゴン
5.パラトルモン

解答

1.○ 正しい.
2.× アルドステロンは血圧上昇に作用する.
3.× カルシトニンは血中カルシウム濃度の低下に作用する.
4.○ 正しい.
5.× パラトルモンは血中カルシウム濃度の上昇に作用する.


〈第54回 PT国試・OT国試 午後67〉

血糖を上昇させる作用のあるホルモンはどれか. 
1.アドレナリン
2.アルドステロン
3.カルシトニン
4.パラトルモン
5.プロラクチン

解答

1.○ 正しい.
2.× アルドステロンは血圧上昇に作用する.
3.× カルシトニンは血中カルシウム濃度の低下に作用する.
4.× パラトルモンは血中カルシウム濃度の上昇に作用する.
5.× プロラクチンは乳汁産生に作用する.


〈第40回 PT国試・OT国試 午後29〉

血糖値を上昇させるのはどれか. 
1.メラトニン
2.カルシトニン
3.インスリン
4.オキシトシン
5.ノルアドレナリン

解答

1.× メラトニンはサーカディアンリズムに関与する.
2.× カルシトニンは血中カルシウム濃度を低下させる.
3.× インスリンは血糖値低下に関与する.
4.× オキシトシンは子宮収縮,射乳に関与する.
5.○ 正しい.


〈第42回 PT国試・OT国試 午後19〉

骨成長を促進するのはどれか.2つ選べ. 
1.抗利尿ホルモン
2.甲状腺ホルモン
3.副腎髄質ホルモン
4.副甲状腺ホルモン
5.成長ホルモン

解答

1.× 抗利尿ホルモンは尿量を減少させる.
2.○ 正しい.
3.× 副腎髄質ホルモンは骨代謝に作用しない.
4.× 副甲状腺ホルモンは骨吸収を促進する.
5.○ 正しい.


〈第54回 PT国試・OT国試 午前68〉

集合管における尿の濃縮に関わるホルモンはどれか. 
1.グルカゴン
2.メラトニン
3.オキシトシン
4.パラトルモン
5.アルドステロン

解答

1.× グルカゴンは血糖値上昇に関わる.
2.× メラトニンはサーカディアンリズムに関わる.
3.× オキシトシンは子宮収縮,射乳に関わる.
4.× パラトルモンは血中カルシウム濃度の上昇に関わる.
5.○ 正しい.


〈第52回 PT国試・OT国試 午後68〉

分娩後の乳汁分泌に作用するホルモンはどれか. 
1.ドパミン
2.エストロゲン
3.プロラクチン
4.プロゲステロン
5.ゴナドトロピン

解答

1.× ドパミンはプロラクチン抑制ホルモンである.
2.× エストロゲンは女性化作用に関与する.
3.○ 正しい.
4.× プロゲステロンは妊娠に備えた準備を作り出す.
5.× ゴナドトロピンはエストロゲンとプロゲステロン産生に働く.


〈第51回 PT国試・OT国試 午前68〉

排卵を誘発するのはどれか. 
1.黄体ホルモン上昇
2.オキシトシン上昇
3.卵巣ホルモン低下
4.黄体形成ホルモン上昇
5.卵胞刺激ホルモン低下

解答

1.× 黄体ホルモン(プロゲステロン)は排卵後に卵胞が黄体化してから上昇する.
2.× オキシトシンは子宮収縮,射乳に関与する.
3.× 卵巣ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)は月経周期に関与する.
4.○ 正しい.
5.× 卵胞刺激ホルモンは卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌と卵胞の発育を促進する.


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