第5章 内臓系 (03)泌尿器 ⑤排便機構

〈第56回 PT国試・OT国試 午後65〉

排便機構について正しいのはどれか. 
1.骨盤神経は便意に関与する.
2.内肛門括約筋の弛緩は随意的に起こる.
3.排便反射は仙髄から抑制を受けている.
4.大腸の蠕動運動は縦走筋によって生じる.
5.外肛門括約筋は下腹神経の作用で弛緩する.

解答

1.○ 正しい.
2.× 内肛門括約筋の弛緩は不随意的に起こる.
3.× 排便反射は大脳皮質から抑制を受けている.
4.× 大腸の蠕動運動は輪走筋によって生じる.
5.× 外肛門括約筋は陰部神経の作用で収縮する.


〈第54回 PT国試・OT国試 午後66〉

排便機構で正しいのはどれか. 
1.排便中枢は胸髄にある.
2.外肛門括約筋は陰部神経支配である.
3.下行結腸では逆蠕動運動がみられる.
4.食事によって胃が拡張すると便意を生じる.
5.内肛門括約筋は副交感神経の緊張で収縮する.

解答

1.× 排便中枢は仙髄にある.
2.○ 正しい.
3.× 上行結腸では逆蠕動運動がみられる.
4.× 食事によって胃が拡張すると大腸の蠕動運動が促進される.
5.× 内肛門括約筋は副交感神経の緊張で弛緩する.


〈第57回 PT国試・OT国試 午前67〉

排便機構で正しいのはどれか. 
1.排便中枢は第5腰髄にある.
2.S状結腸に糞便が到達すると便意を感じる.
3.直腸壁からの求心路は陰部神経を経由する.
4.骨盤神経の刺激で内肛門括約筋抑制が起こる.
5.大腸内容物を肛門側に輸送するのは分節運動である.

解答

1.× 排便中枢は仙髄にある.
2.× 直腸に糞便が到達すると便意を感じる.
3.× 直腸壁からの求心路は骨盤神経を経由する.
4.○ 正しい.
5.× 大腸内容物を肛門側に輸送するのは蠕動運動である.


〈第58回 PT国試・OT国試 午後68〉

排便機構で正しいのはどれか. 
1.便意は内肛門括約筋の伸張で生じる.
2.大腸内容物の混和は大蠕動で行われる.
3.直腸の収縮はアセチルコリンで促進される.
4.骨盤神経のインパルスは外肛門括約筋を弛緩させる.
5.上行結腸における大腸内容物の性状は半固形状である.

解答

1.× 便意は直腸壁の伸張で生じる.
2.× 大腸内容物の混和は膨起形成で行われる.
3.○ 正しい.
4.× 下腹神経のインパルスは外肛門括約筋を弛緩させる.
5.× 5.上行結腸における大腸内容物の性状は半流動状である.


〈第53回 PT国試・OT国試 午後65〉

排便機構について正しいのはどれか. 
1.排便時には横隔膜が弛緩する.
2.排便に関与する神経は下殿神経である.
3.直腸平滑筋と内肛門括約筋は同時に収縮する.
4.直腸壁が加圧されると骨盤神経が刺激される.
5.直腸の収縮を促す神経伝達物質はアドレナリンである.

解答

1.× 排便時には横隔膜が収縮する.
2.× 排便に関与する神経は骨盤神経である.
3.× 排便時に直腸平滑筋が収縮し,内肛門括約筋は弛緩する.
4.○ 正しい.
5.× 排便時に直腸の収縮を促す神経伝達物質はアセチルコリンである.


〈第52回 PT国試・OT国試 午後67〉

排便機構について正しいのはどれか. 
1.外肛門括約筋は平滑筋である.
2.結腸壁が伸展されることで便意が生じる.
3.内肛門括約筋を収縮させることで排便する.
4.排便中枢は大脳皮質からの抑制を受けている.
5.食物で胃が伸展されると大腸の蠕動運動が抑制される.

解答

1.× 外肛門括約筋は横紋筋である.
2.× 直腸壁が伸展されることで便意が生じる.
3.× 内肛門括約筋を弛緩させることで排便する.
4.○ 正しい.
5.× 食物で胃が伸展されると大腸の蠕動運動が促進される.


〈第50回 PT国試・OT国試 午後67〉

排便機構で正しいのはどれか. 
1.排便中枢は第10~12胸髄に存在する.
2.排便反射では外肛門括約筋が収縮する.
3.下行結腸に便が貯留すると便意を生じる.
4.胃結腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する.
5.副交感神経系は消化管運動に抑制的に作用する.

解答

1.× 排便反射の中枢は第2~4仙髄にある.
2.× 排便反射では外肛門括約筋が弛緩する.
3.× 直腸に便が貯留すると便意を生じる.
4.○ 正しい.
5.× 副交感神経系は消化管運動に促進的に作用する.


〈第48回 PT国試・OT国試 午前67〉

排便機構で正しいのはどれか. 
1.排便中枢は第10~12胸髄に存在する.
2.排便反射では外肛門括約筋が収縮する.
3.下行結腸に便が貯留すると便意を生じる.
4.胃大腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する.
5.副交感神経系は消化管運動に抑制的に作用する.

解答

1.× 排便中枢は第2~4仙髄に存在する.
2.× 排便反射では外肛門括約筋が弛緩する.
3.× 直腸に便が貯留すると便意を生じる.
4.○ 正しい.
5.× 副交感神経系は消化管運動に促進的に作用する.


〈第45回 PT国試・OT国試 午後67〉

正しいのはどれか. 
1.排便反射の中枢は腰髄にある.
2.内肛門括約筋は陰部神経支配である.
3.外肛門括約筋は骨盤神経支配である.
4.排便時には直腸平滑筋が弛緩する.
5.排便時には内肛門括約筋が弛緩する.

解答

1.× 排便反射の中枢は第2~4仙髄にある.
2.× 内肛門括約筋は骨盤神経支配である.
3.× 外肛門括約筋は陰部神経支配である.
4.× 排便時には直腸平滑筋が収縮する.
5.○ 正しい.


〈第42回 PT国試・OT国試 午後32〉

排便で誤っているのはどれか. 
1.直腸壁が便で伸展されると便意を生じる.
2.食事の摂取が結腸の蠕動運動を誘発する.
3.排便反射では外肛門括約筋が収縮する.
4.排便には横隔膜が関与する.
5.排便中枢は仙髄にある.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 排便反射では外肛門括約筋が弛緩する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第55回 PT国試・OT国試 午前66〉

排便の随意的な制御に関わるのはどれか. 
1.陰部神経
2.下殿神経
3.下腹神経
4.骨盤神経
5.閉鎖神経

解答

1.○ 正しい.
2.× 下殿神経は大殿筋を支配する体性神経である.
3.× 下腹神経は排尿筋を弛緩し,内尿道括約筋を収縮する自律神経である.
4.× 骨盤神経は排便の不随意的な制御に関わる自律神経である.
5.× 閉鎖神経は恥骨筋,薄筋,長・短・大内転筋,外閉鎖筋を支配する体性神経である.


〈第49回 PT国試・OT国試 午後67〉

排便に関与する体性神経はどれか. 
1.陰部神経
2.下殿神経
3.下腹神経
4.骨盤神経
5.上殿神経

解答

1.○ 正しい.
2.× 下殿神経は大殿筋を支配する体性神経である.
3.× 下腹神経は排尿筋を弛緩し,内尿道括約筋を収縮する自律神経である.
4.× 骨盤神経は排便に関与する自律神経である.
5.× 上殿神経は中殿筋,小殿筋と大腿筋膜張筋を支配する体性神経である.


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