第5章 内臓系 (02)消化器 ①消化管 d.嚥下

〈第54回 PT国試・OT国試 午後65〉

嚥下中枢が存在する部位はどれか. 
1.赤核
2.中脳
3.小脳
4.橋
5.延髄

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 延髄に嚥下反射を司る舌咽神経核と迷走神経核ある.


〈第40回 PT国試・OT国試 午後35〉

摂食・嚥下について誤っているのはどれか. 
1.先行期は認知機能の影響を受ける.
2.口腔移送期には口唇で食物を取り込む.
3.口腔準備期には咀嚼によって食塊を形成する.
4.咽頭期は反射的な運動である.
5.食道期は蠕動運動である.

解答

1.○ 正しい.
2.× 口腔移送期には舌で食物を送り込む.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第47回 PT国試・OT国試 午後67〉

嚥下で誤っているのはどれか. 
1.食塊が舌によって咽頭に送られる過程を口腔期という.
2.食塊が咽頭粘膜に触れると,嚥下反射が誘発される.
3.嚥下反射のときに喉頭蓋が後方に倒れる.
4.輪状咽頭筋が収縮すると,食塊が食道に入る.
5.食塊が食道に達すると,食道の蠕動運動が生じる.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 輪状咽頭筋が弛緩すると,食塊が食道に入る.
5.○ 正しい.


〈第37回 PT国試・OT国試 午後31〉

嚥下で誤っているのはどれか. 
1.口腔期に食塊が舌によって咽頭に送られる.
2.食塊が咽頭粘膜に触れると嚥下反射が起こる.
3.嚥下反射のとき喉頭蓋は下方に倒れる.
4.食塊が食道に入るとき輪状咽頭筋は弛緩する.
5.下食道括約筋は随意筋である.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 下食道括約筋は不随意筋である.


〈第46回 PT国試・OT国試 午前66〉

嚥下で正しいのはどれか. 
1.口腔内の食塊は反射運動で咽頭へ送られる.
2.軟口蓋が挙上すると咽頭と鼻腔の通路が開く.
3.喉頭蓋が引き上げられて気道が閉鎖される.
4.食塊が食道に入る時期に呼吸が促進される.
5.食道期の食塊移動は蠕動運動による.

解答

1.× 口腔内の食塊は随意運動で咽頭へ送られる.
2.× 軟口蓋が挙上すると咽頭と鼻腔の通路が閉じる.
3.× 喉頭蓋が後方に倒れて気道が閉鎖される.
4.× 食塊が食道に入る時期に呼吸が抑制される.
5.○ 正しい.


〈第45回 PT国試・OT国試 午前66〉

嚥下で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.嚥下反射の中枢は橋にある.
2.口腔期に軟口蓋は上方移動する.
3.咽頭期に喉頭が反射的に挙上する.
4.嚥下反射時に呼吸は継続して行われる.
5.食塊が食道に入るときに輪状咽頭筋は緊張する.

解答

1.× 嚥下反射の中枢は延髄にある.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 嚥下反射時に呼吸は停止する.
5.× 食塊が食道に入るときに輪状咽頭筋は弛緩する.


〈第39回 PT国試・OT国試 午後27〉

嚥下で誤っているのはどれか. 
1.嚥下反射の中枢は延髄にある.
2.口腔相では軟口蓋は上方移動する.
3.咽頭相では喉頭全体が反射的に挙上する.
4.咽頭相では輪状咽頭筋の収縮により食塊を食道に移送する.
5.食道相では蠕動運動によって食塊を移送する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 咽頭相では輪状咽頭筋の弛緩により食塊を食道に移送する.
5.○ 正しい.


〈第36回 PT国試・OT国試 午後27〉

嚥下で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.舌筋には舌咽神経が関与する.
2.口腔相での食塊移動は反射的である.
3.嚥下開始時に食道括約筋は緊張する.
4.嚥下反射では喉頭は挙上する.
5.食道は蠕動によって食塊を胃に送る.

解答

1.× 舌筋には舌下神経が関与する.
2.× 口腔相での食塊移動は随意運動である.
3.× 食塊通過時に食道括約筋は弛緩する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第41回 PT国試・OT国試 午後19〉

正常の摂食・嚥下の過程で誤っているのはどれか. 
1.食塊は舌によって硬口蓋に押し付けられる.
2.舌が後ろに引き下がり食塊を咽頭に送り込む.
3.軟口蓋が下降し咽頭鼻部が開く.
4.喉頭が前上方に挙上する.
5.輪状咽頭筋部を通り食塊が食道に移動する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 軟口蓋が上昇し咽頭鼻部が閉じる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後28〉

正しいのはどれか. 
1.唾液分泌は舌下神経によって調節される.
2.咀嚼運動には不随意的要素がある.
3.嚥下の口腔期に軟口蓋は引き下げられる.
4.嚥下反射時にも呼吸は継続して行われる.
5.食道上部の筋層は平滑筋で構成される.

解答

1.× 唾液分泌は副交感神経(顔面神経と舌咽神経),交感神経によって調節される.
2.○ 正しい.
3.× 嚥下の口腔期に軟口蓋は引き上げられる.
4.× 嚥下反射時に呼吸は停止する.
5.× 食道上部の筋層は横紋筋で構成される.


〈第53回 PT国試・OT国試 午前68〉

摂食嚥下の際の運動で正しいのはどれか. 
1.嚥下後の呼吸は吸気から再開する.
2.口腔内の食塊は反射運動で咽頭へ送られる.
3.嚥下反射が起こると舌骨は下方に移動する.
4.食塊の咽頭への送り込み時に口蓋帆張筋が緊張する.
5.食塊の食道への送り込み時に輪状咽頭筋が収縮する.

解答

1.× 嚥下後の呼吸は呼気から再開する.
2.× 口腔内の食塊は随意運動で咽頭へ送られる.
3.× 嚥下反射が起こると舌骨は前上方に移動する.
4.○ 正しい.
5.× 食塊の食道への送り込み時に輪状咽頭筋が弛緩する.


〈第54回 PT国試・OT国試 午前67〉

摂食嚥下の咽頭期に生じる現象で正しいのはどれか. 
1.吸気
2.咀嚼
3.喉頭蓋反転
4.鼻咽腔開放
5.輪状咽頭筋収縮

解答

1.× 咽頭期に呼吸は停止する.
2.× 咀嚼は準備期・咀嚼運動期に生じる.
3.○ 正しい.
4.× 咽頭期に鼻咽腔は閉鎖している.
5.× 咽頭期に輪状咽頭筋は弛緩する.


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