第3章 感覚器と運動器 (02)運動器 ④筋収縮

〈第57回 PT国試・OT国試 午前61〉

骨格筋の収縮について誤っているのはどれか. 
1.筋小胞体はCa²⁺を貯蔵している.
2.活動電位は筋収縮に先行して発生する.
3.神経筋接合部にはニコチン受容体が分布する.
4.支配神経に単一の刺激を加えると強縮が起こる.
5.単収縮が連続して起こると階段現象がみられる.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 支配神経に単一の刺激を加えると単収縮が起こる.
5.○ 正しい.


〈第56回 PT国試・OT国試 午前62〉

骨格筋について正しいのはどれか. 
1.活動電位は筋収縮に遅れて発生する.
2.伸張反射の感覚受容器は筋紡錘である.
3.筋に単一刺激を加えると強縮が生じる.
4.神経筋接合部にはアドレナリン受容体が分布する.
5.筋小胞体から放出されたNa⁺がトロポニンに結合する.

解答

1.× 活動電位は筋収縮よりも先に発生する.
2.○ 正しい.
3.× 筋に単一刺激を加えると短収縮が生じる.
4.× 神経筋接合部にはアセチルコリン受容体が分布する.
5.× 筋小胞体から放出されたCa+がトロポニンに結合する.


〈第51回 PT国試・OT国試 午前62〉

骨格筋の収縮について誤っているのはどれか. 
1.電気刺激を与えた場合に筋活動電位が収縮に先行して生じる.
2.支配神経に単一刺激を加えて起こる収縮を単収縮という.
3.単収縮が連続して起こると階段現象がみられる.
4.刺激頻度を5~6Hzに上げると強縮が起こる.
5.速筋は遅筋に比べ強縮を起こす頻度の閾値が高い.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 骨格筋は刺激頻度を5~50Hzに上げると強縮が起こる.
5.○ 正しい.


〈第48回 PT国試・OT国試 午前62〉

骨格筋の収縮について正しいのはどれか. 
1.単収縮を加重させても収縮力は変化しない.
2.筋線維の活動電位の持続時間は単収縮の持続時間よりも長い.
3.電気刺激を与えた場合,単収縮に先行して活動電位が生じる.
4.電気刺激で1秒間に5~6回の単収縮を起こすと強縮となる.
5.単収縮の頻度が過剰になると完全強縮から不完全強縮に移行する.

解答

1.× 単収縮を加重させると収縮力は大きくなる.
2.× 筋線維の活動電位の持続時間は単収縮の持続時間よりも短い.
3.○ 正しい.
4.× 骨格筋は電気刺激で1秒間に5~50回以上の単収縮を起こすと強縮となる.
5.× 単収縮の頻度が過剰になると不完全強縮から完全強縮に移行する.


〈第53回 PT国試・OT国試 午前69〉

等張性運動について正しいのはどれか. 
1.角速度は一定である.
2.等尺性運動に比べ血圧が上昇しやすい.
3.等尺性運動に比べ収縮時の筋血流が増加しやすい.
4.等尺性運動に比べ心拍数が増加しやすい.
5.負荷に抗して姿勢を維持するときに起こる.

解答

1.× 等速性運動は角速度が一定である.
2.× 等尺性運動は等張性運動に比べ血圧が上昇しやすい.
3.○ 正しい.
4.× 等尺性運動は等張性運動に比べ心拍数が増加しやすい.
5.× 負荷に抗して姿勢を維持するときに起こるのは等尺性運動である.


〈第49回 PT国試・OT国試 午後69〉

骨格筋の筋張力で誤っているのはどれか. 
1.活動張力は筋長が長くなるほど大きくなる.
2.全張力から静止張力を引くと活動張力が得られる.
3.求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい.
4.筋張力が一定の場合,短縮速度は負荷が小さいほど速い.
5.遠心性運動は求心性運動より大きな筋張力を発揮することができる.

解答

1.× 活動張力は静止長で最も大きく,それより筋長が長くても短くても小さくなる.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第59回 PT国試・OT国試 午後69〉

骨格筋の筋張力で正しいのはどれか. 
1.全張力と静止張力の和が活動張力となる.
2.活動張力は筋長が長くなるほど大きくなる.
3.求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が大きい.
4.筋張力が一定の場合,短縮速度は負荷が小さいほど速い.
5.求心性運動は遠心性運動より大きな筋張力を発揮することができる.

解答

1.× 全張力から静止張力を引くと活動張力となる.
2.× 活動張力は静止長で最も大きく,それより筋長が長くても短くても小さくなる.
3.× 求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい.
4.○ 正しい.
5.× 遠心性運動は求心性運動より大きな筋張力を発揮することができる.


〈第41回 PT国試・OT国試 午後21〉

筋張力で誤っているのはどれか. 
1.活動張力と静止張力の和を全張力という.
2.静止張力は筋長とともに増大する.
3.発揮できる活動張力は筋断面積に比例する.
4.求心性運動は遠心性運動より大きな張力を発揮できる.
5.求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 遠心性運動は求心性運動より大きな張力を発揮できる.
5.○ 正しい.


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