第2章 中枢神経と末梢神経 (03)末梢神経 ③自律神経

〈第47回 PT国試・OT国試 午後64〉

自律神経について正しいのはどれか. 
1.興奮は不随意である.
2.精神的因子は関与しない.
3.体性内臓反射の求心路である.
4.副交感神経の節後線維は交感神経に比べて長い.
5.交感神経節前線維の伝達物質はノルアドレナリンである.

解答

1.○ 正しい.
2.× 精神的因子は自律神経に関与する.
3.× 自律神経は体性内臓反射の遠心路である.
4.× 副交感神経の節後線維は交感神経に比べて短い.
5.× 交感神経節前線維の伝達物質はアセチルコリンである.


〈第57回 PT国試・OT国試 午前54〉

自律神経作用と支配する節前ニューロンの起始レベルとの組合せで正しいのはどれか. 
1.細気管支の収縮 ――― 頸髄
2.顔面の汗腺の発汗 ――― 延髄
3.消化管蠕動の亢進 ――― 腰髄
4.瞳孔散大筋の収縮 ――― 胸髄
5.内尿道括約筋の収縮 ――― 仙髄

解答

1.× 細気管支の収縮 ――― 延髄
2.× 顔面の汗腺の発汗 ――― 胸髄
3.× 消化管蠕動の亢進 ――― 延髄
4.○ 正しい.
5.× 内尿道括約筋の収縮 ――― 腰髄


〈第59回 PT国試・OT国試 午後62〉

交感神経の節前線維で直接支配されるのはどれか. 
1.肝臓
2.心臓
3.気管支
4.唾液腺
5.副腎髄質

解答

1.× 交感神経の節前線維で直接支配されるのは副腎髄質である.
2.× 交感神経の節前線維で直接支配されるのは副腎髄質である.
3.× 交感神経の節前線維で直接支配されるのは副腎髄質である.
4.× 交感神経の節前線維で直接支配されるのは副腎髄質である.
5.○ 正しい.


〈第57回 PT国試・OT国試 午後63〉

自律神経の二重支配を受けるのはどれか. 
1.汗腺
2.膵臓
3.脾臓
4.立毛筋
5.副腎髄質

解答

1.× 汗腺は交感神経支配を受ける.
2.○ 正しい.
3.× 脾臓は交感神経支配を受ける.
4.× 立毛筋は交感神経支配を受ける.
5.× 副腎髄質は交感神経支配を受ける.


〈第56回 PT国試・OT国試 午後62〉

交感神経および副交感神経の両方の刺激で促進されるのはどれか. 
1.発汗
2.心拍
3.胃の蠕動
4.唾液腺分泌
5.立毛筋収縮

解答

1.× 発汗は交感神経の刺激で促進される.
2.× 心拍は交感神経の刺激で促進される.
3.× 胃の蠕動は副交感神経の刺激で促進される.
4.○ 正しい.
5.× 立毛筋収縮は交感神経の刺激で促進される.


〈第49回 PT国試・OT国試 午後64〉

自律神経について正しいのはどれか. 
1.交感神経刺激は膀胱を収縮させる.
2.交感神経刺激は心筋の収縮力を低下させる.
3.副交感神経刺激は消化管運動性を低下させる.
4.副交感神経刺激は唾液分泌を抑制する.
5.副交感神経刺激は縮瞳を引き起こす.

解答

1.× 交感神経刺激は膀胱を弛緩させる.
2.× 交感神経刺激は心筋の収縮力を上昇させる.
3.× 副交感神経刺激は消化管運動性を上昇させる.
4.× 副交感神経刺激は唾液分泌を促進する.
5.○ 正しい.


〈第54回 PT国試・OT国試 午前64〉

交感神経の機能で正しいのはどれか. 
1.膵液分泌を促進する.
2.心収縮力を減少させる.
3.直腸平滑筋を収縮させる.
4.水晶体の厚さを減少させる.
5.肝臓でのグリコーゲン合成を促進する.

解答

1.× 交感神経の機能は膵液分泌を抑制する.
2.× 交感神経の機能は心収縮力を増加させる.
3.× 副交感神経の機能が直腸平滑筋を収縮させる.
4.○ 正しい.
5.× 交感神経の機能は肝臓でのグリコーゲン分解を促進する.


〈第55回 PT国試・OT国試 午前63〉

交感神経の作用はどれか. 
1.瞳孔を縮小させる.
2.排尿を促進させる.
3.気管支を拡張させる.
4.心拍数を減少させる.
5.胃腸の運動を促進させる.

解答

1.× 瞳孔を縮小させるのは副交感神経の作用である.
2.× 排尿を促進させるのは副交感神経の作用である.
3.○ 正しい.
4.× 心拍数を減少させるのは副交感神経の作用である.
5.× 胃腸の運動を促進させるのは副交感神経の作用である.


〈第52回 PT国試・OT国試 午後64〉

交感神経の作用はどれか. 
1.瞳孔の縮小
2.膀胱の収縮
3.心拍数の減少
4.気管支の拡張
5.膵液の分泌促進

解答

1.× 瞳孔の縮小は副交感神経の作用である.
2.× 膀胱の収縮は副交感神経の作用である.
3.× 心拍数の減少は副交感神経の作用である.
4.○ 正しい.
5.× 膵液の分泌促進は副交感神経の作用である.


〈第47回 PT国試・OT国試 午前62〉

交感神経の興奮によって生じるのはどれか.2つ選べ. 
1.気管支の拡張
2.筋血管の収縮
3.皮膚血管の収縮
4.涙腺分泌の亢進
5.消化腺分泌の亢進

解答

1.○ 正しい.
2.× 筋血管の拡張が交感神経の興奮によって生じる.
3.○ 正しい.
4.× 涙腺分泌の亢進は副交感神経の興奮によって生じる.
5.× 消化腺分泌の亢進は副交感神経の興奮によって生じる.


〈第41回 PT国試・OT国試 午後25〉

交感神経が優位に働いたときの反応で誤っているのはどれか. 
1.瞳孔の散大
2.心拍数の増加
3.収縮期血圧の上昇
4.皮膚動脈の収縮
5.排尿筋の収縮

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 排尿筋の収縮は副交感神経が優位に働いたときの反応である.


〈第37回 PT国試・OT国試 午後23〉

交感神経が優位に働いたときの反応で誤っているのはどれか. 
1.心拍数の増加
2.皮膚血管の収縮
3.瞳孔の散大
4.排尿筋の収縮
5.収縮期血圧の上昇

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 排尿筋の収縮は副交感神経が優位に働いたときの反応である.
5.○ 正しい.


〈第36回 PT国試・OT国試 午後32〉

交感神経優位のときにみられないのはどれか. 
1.膀胱括約筋収縮
2.皮膚血管収縮
3.脈拍増加
4.瞳孔散大
5.血圧上昇

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第39回 PT国試・OT国試 午後28〉

交感神経の作用について正しい組合せはどれか. 
1.瞳孔 ――― 散大
2.気管支 ――― 収縮
3.皮膚血管 ――― 拡張
4.消化腺 ――― 分泌亢進
5.内尿道括約筋 ――― 弛緩

解答

1.○ 正しい.
2.× 気管支 ――― 拡張
3.× 皮膚血管 ――― 収縮
4.× 消化腺 ――― 分泌低下
5.× 内尿道括約筋 ――― 収縮


〈第53回 PT国試・OT国試 午後63〉

副交感神経の作用で収縮する筋はどれか. 
1.立毛筋
2.排尿筋
3.血管平滑筋
4.瞳孔散大筋
5.内肛門括約筋

解答

1.× 立毛筋は交感神経の作用で収縮する.
2.○ 正しい.
3.× 血管平滑筋は交感神経の作用で収縮(α受容体)・弛緩(β受容体)する.
4.× 瞳孔散大筋は交感神経の作用で収縮する.
5.× 内肛門括約筋は副交感神経の作用で弛緩する.


〈第51回 PT国試・OT国試 午後65〉

副交感神経の作用はどれか. 
1.瞳孔散大
2.発汗促進
3.心拍数減少
4.気管支の拡張
5.消化液の分泌抑制

解答

1.× 瞳孔散大は交感神経の作用である.
2.× 発汗促進は交感神経の作用である.
3.○ 正しい.
4.× 気管支の拡張は交感神経の作用である.
5.× 消化液の分泌抑制は交感神経の作用である.


〈第50回 PT国試・OT国試 午後63〉

副交感神経の作用はどれか. 
1.気管支の収縮
2.心拍数の増加
3.涙液の分泌抑制
4.膵液の分泌抑制
5.内肛門括約筋の収縮

解答

1.○ 正しい.
2.× 心拍数の減少が副交感神経の作用である.
3.× 涙液の分泌促進が副交感神経の作用である.
4.× 膵液の分泌促進が副交感神経の作用である.
5.× 内肛門括約筋の弛緩が副交感神経の作用である.


〈第44回 PT国試・OT国試 午後25〉

副交感神経の作用で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.発汗
2.涙液分泌
3.立毛筋収縮
4.筋血管拡張
5.気管支収縮

解答

1.× 発汗は交感神経の作用である.
2.○ 正しい.
3.× 立毛筋収縮は交感神経の作用である.
4.× 筋血管拡張は交感神経の作用である.
5.○ 正しい.


〈第40回 PT国試・OT国試 午後23〉

副交感神経の作用はどれか. 
1.唾液分泌増加
2.瞳孔散大
3.脈拍数増加
4.消化管運動低下
5.肛門括約筋収縮

解答

1.○ 正しい.
2.× 瞳孔散大は交感神経の作用である.
3.× 脈拍数増加は交感神経の作用である.
4.× 消化管運動低下は交感神経の作用である.
5.× 肛門括約筋弛緩が副交感神経の作用である.


〈第46回 PT国試・OT国試 午後63〉

副交感神経の興奮によるものはどれか. 
1.瞳孔散大
2.胆嚢弛緩
3.消化管蠕動抑制
4.気管支平滑筋収縮
5.外生殖器血管収縮

解答

1.× 瞳孔縮小が副交感神経の興奮による.
2.× 胆嚢収縮が副交感神経の興奮による.
3.× 消化管蠕動促進が副交感神経の興奮による.
4.○ 正しい.
5.× 外生殖器血管拡張が副交感神経の興奮による.


〈第48回 PT国試・OT国試 午後64〉

副交感神経が交感神経より優位に働いたときの反応はどれか. 
1.瞳孔散大
2.排尿筋弛緩
3.気管支収縮
4.心拍数増加
5.筋内血管拡張

解答

1.× 瞳孔散大は交感神経が優位に働いたときの反応である.
2.× 排尿筋弛緩は交感神経が優位に働いたときの反応である.
3.○ 正しい.
4.× 心拍数増加は交感神経が優位に働いたときの反応である.
5.× 筋内血管拡張は交感神経が優位に働いたときの反応である.


〈第45回 PT国試・OT国試 午前64〉

副交感神経が優位に働いたときの反応はどれか. 
1.散瞳
2.心拍数増加
3.気管支収縮
4.皮膚血管収縮
5.膀胱括約筋収縮

解答

1.× 散瞳は交感神経が優位に働いたときの反応である.
2.× 心拍数増加は交感神経が優位に働いたときの反応である.
3.○ 正しい.
4.× 皮膚血管収縮は交感神経が優位に働いたときの反応である.
5.× 膀胱括約筋収縮は交感神経が優位に働いたときの反応である.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後24〉

副交感神経が優位に働いたときの反応で正しいのはどれか. 
1.皮膚血管収縮
2.心拍数増加
3.収縮期血圧上昇
4.消化管運動亢進
5.瞳孔散大

解答

1.× 皮膚血管収縮は交感神経が優位に働いたときの反応である.
2.× 心拍数増加は交感神経が優位に働いたときの反応である.
3.× 収縮期血圧上昇は交感神経が優位に働いたときの反応である.
4.○ 正しい.
5.× 瞳孔散大は交感神経が優位に働いたときの反応である.


〈第42回 PT国試・OT国試 午後25〉

副交感神経優位時の臓器とその働きとの組合せで誤っているのはどれか. 
1.眼 ――― 縮瞳
2.心臓 ――― 心拍数減少
3.肝臓 ――― グリコーゲン分解
4.膵臓 ――― 膵液分泌
5.膀胱 ――― 排尿筋収縮

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 肝臓 ――― グリコーゲン合成
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第58回 PT国試・OT国試 午後65〉

副交感神経の作用で抑制されるのはどれか. 
1.膵液分泌
2.気管支筋収縮
3.房室伝導速度
4.直腸平滑筋収縮
5.グリコーゲン合成

解答

1.× 膵液分泌は副交感神経の作用で促進される.
2.× 気管支筋収縮は副交感神経の作用で促進される.
3.○ 正しい.
4.× 直腸平滑筋収縮は副交感神経の作用で促進される.
5.× グリコーゲン合成は副交感神経の作用で促進される.


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