〈第57回 OT国試 午前24〉
作業分析の目標として適切でないのはどれか.
1.治療手段としての作業を体系的に理解する.
2.治療過程を段階づける.
3.作業の材料,道具を分類する.
4.作業遂行に必要な患者の能力を明確にする.
5.作業実施の環境因子を明確にする.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 作業の材料,道具を分類は作業分析の目標として適切でない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第56回 OT国試 午前24〉
作業分析の観察による評価について最も適切なのはどれか.
1.観察者の主観により行う.
2.観察者の経験に左右される.
3.事前に認知機能評価を行う.
4.職業関連活動は模擬動作で評価する.
5.患者の病気に対する認識が評価できる.
解答
1.× 作業分析の観察による評価は客観的評価である.
2.○ 正しい.
3.× 作業分析の観察による評価は必ずしも事前に認知機能評価を行う必要はない.
4.× 職業関連活動は模擬動作や実際場面で評価をする.
5.× 作業分析の観察による評価では病気に対する認識は評価しにくい.
〈第58回 OT国試 午前28〉
作業分析で正しいのはどれか.
1.環境は影響しない.
2.一方向から観察する.
3.作業工程で分類する.
4.作業結果から判断する.
5.検査者の経験値には左右されない.
解答
1.× 作業分析で環境は影響する.
2.× 作業分析では多方向から観察する.
3.○ 正しい.
4.× 作業分析では結果のみでなく環境から内容など作業に関わる全ての事柄から判断する.
5.× 運作業分析では検査者の経験値には左右される.
〈第55回 OT国試 午後23〉
作業活動の分析で誤っているのはどれか.
1.必要とされる技能を示す.
2.使用する道具を示す.
3.作業耐久性を示す.
4.工程で分類する.
5.所要時間を示す.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 作業活動の分析では.課題分析(対象者と環境と課題との相互作用の分析)を示す.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第54回 OT国試 午前2〉
作業場面を示す.この作業分析で正しいのはどれか.
1.絵画と比べて自由度が高い.
2.いつでも作業を中断・再開できる.
3.情緒反応として攻撃性が出現しやすい.
4.主とした関節運動は手関節屈曲・伸展である.
5.肩関節筋力増強を目的に作業を段階付けることができる.
解答
1.× 図柄が決まっており自由度が低い.
2.○ 正しい.
3.× 構成的活動であり,どちらかというと受動的活動であるので攻撃性は出現しにくい.
4.× 関節運動はあまりみられない.
5.× 肩関節の動きはほとんど必要ない.
〈第53回 OT国試 午前26〉
作業療法で提供する課題の難易度を上げる段階付けとして適切なのはどれか.
1.工程数が多い課題から少ない課題へ段階付ける.
2.作業時間が長い課題から短い課題へ段階付ける.
3.意思決定が少ない課題から多い課題へ段階付ける.
4.姿勢が不安定となる課題から安定した課題へ段階付ける.
5.運動の際に用いる関節の数が多い課題から少ない課題へ段階付ける.
解答
1.× 工程数が少ない課題から多い課題へ段階付ける.
2.× 作業時間が短い課題から長い課題へ段階付ける.
3.○ 正しい.
4.× 姿勢が安定した課題から不安定となる課題へ段階付ける.
5.× 運動の際に用いる関節の数が少ない課題から多い課題へ段階付ける.
〈第59回 OT国試 午前25〉
作業の選択の要素で誤っているのはどれか.
1.使役
2.時間
3.運動範囲
4.対人交流
5.素材の特性
解答
1.× 誤り.
2.○ 時間は基礎項目に含まれる.
3.○ 運動範囲は運動技能の項目に含まれる.
4.○ 対人交流は交流・コミュニケーションの項目に含まれる.
5.○ 素材の特性は道具・材料の項目に含まれる.
Back | 【第2章 作業療法の基礎 目次】 | Next