第1章 作業療法の基本 04)リスク管理 ②救急措置

〈第46回 OT国試 午前38〉

立位訓練中に転倒した患者が倒れたまま痛みを訴えている.作業療法士の対応で適切でないのはどれか. 
1.車椅子に乗せる.
2.血圧を測定する.
3.SpO₂を測定する.
4.主治医に連絡する.
5.痛みの部位を確認する.

解答

1.× 骨折の可能性があるため車椅子に乗せるのは適切でない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第58回 OT国試 午前27〉

病室で患者が倒れている場面に遭遇した.緊急時対応として作業療法士が最初に行うことはどれか. 
1.すぐに起こす.
2.主治医に電話する.
3.車椅子を持ってくる.
4.周辺のスタッフを呼ぶ.
5.バイタルサインを確認する.

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ まず周辺のスタッフを呼び援助を求める.次に,スタッフで手分けして意識・バイタルサインを確認し状況を医師へ連絡,場合によってはAED準備などの対応をする.
5.× 誤り.


〈第59回 OT国試 午後37〉

日本ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)協会の定める一次救命処置のアルゴリズムの①から④の順で正しいものはどれか.①呼吸確認 ②心肺蘇生開始 ③周囲の安全確認 ④緊急通報とAEDの準備 
1.①-②-③-④
2.②-③-①-④
3.③-①-④-②
4.③-④-①-②
5.④-③-①-②

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ ③倒れている人を発見したら周囲の安全確認→④応援を呼んで緊急通報とAEDの準備→①呼吸確認→②心肺蘇生開始・AEDの実行
5.× 誤り.


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