第9章 日常生活活動・生活環境論と職業前作業療法 01)ADLとQOL ⑥QOL評価

〈第51回 OT国試 午後22〉

QOLの評価法はどれか.2つ選べ. 
1.CDR
2.FIM
3.Katz index
4.PGCモラールスケール
5.SF-36

解答

1.× CDRは認知症の重症度評価法である.
2.× FIMはADL評価法である.
3.× Katz indexはADL評価法である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第53回 OT国試 午前28〉

老年期のQOLを評価するために開発されたスケールはどれか. 
1.CHART-J
2.EuroQol
3.HUI〈health utilities index〉
4.PGCモラールスケール改訂版
5.POMS

解答

1.× CHART-Jは社会的不利の評価スケールである.
2.× EuroQolはQOLの評価スケールである.
3.× HUIはQOLの評価スケールである.
4.○ 正しい.
5.× POMSは気分や感情の状態を評価するスケールである.


〈第52回 OT国試 午後27〉

評価法の説明で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.EuroQolは2つの項目で評価される.
2.PGCモラール・スケールは2件法である.
3.SF-36は健康関連QOLを測定する評価である.
4.役割チェックリストは20の役割の有無と価値を評価する.
5.老研式活動能力指標は手段的自立と知的能動性の2因子で構成されている.

解答

1.× EuroQolは5つの項目で評価される.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 役割チェックリストは10の役割の有無と価値を評価する.
5.× 老研式活動能力指標は手段的自立・知的能動性・社会的役割の3因子で構成されている.


〈第48回 OT国試 午前25〉

評価法の説明で正しいのはどれか. 
1.PGCモラールスケールはうつ尺度である.
2.MMSEの基準で24点は認知症と判断する.
3.ESCROW Profileは社会的不利の評価である.
4.パラチェック老人行動評定尺度はQOLの評価である.
5.Clinical Dementia Rating(CDR)は3段階評価である.

解答

1.× PGCモラールスケールはQOL評価法である.
2.× MMSEの基準で20点以下は認知症と判断する.
3.○ 正しい.
4.× パラチェック老人行動評定尺度は意欲の評価である.
5.× CDRは5段階評価である.


〈第53回 OT国試 午後26〉

評価法の説明で正しいのはどれか. 
1.SF-36はコーピングスキルを評価する.
2.COPMは作業遂行の主観的経験を評価する.
3.興味チェックリストは興味の満足感を評価する.
4.意志質問紙は精神的ストレスの程度を評価する.
5.老研式活動能力指標は高齢者の運動能力評価を目的とする.

解答

1.× SF-36はQOLを評価する.
2.○ 正しい.
3.× 興味チェックリストは興味の強さを評価する.
4.× 意志質問紙は作業や活動の取り組み度合や集中度合を評価する.
5.× 老研式活動能力指標は高齢者の活動能力評価を目的とする.


〈第54回 OT国試 午前28〉

SF-36は,8領域の健康概念の質問項目から成り立っている.その領域にある項目で正しいのはどれか. 
1.活力
2.嗜好
3.食欲
4.人格
5.知能

解答

1.○ SF36の質問項目は,①身体機能,②日常役割機能(身体),③身体の痛み,④全体的健康感,⑤活力,⑥社会生活機能,⑦日常役割機能(精神),⑧心の健康の8領域である.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


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