第9章 日常生活活動・生活環境論と職業前作業療法 01)ADLとQOL ②FIM

〈第58回 OT国試 午前29〉

FIMの評定で正しいのはどれか. 
1.食事5点:万能カフの装着を手伝ってもらい食事ができる.
2.整容4点:洗顔時にタオルを持ってきてもらう.
3.更衣(下半身)4点:介助者が下着やズボンを膝まで通すと残りは自分で行う.
4.トイレ動作6点:介助者に拭く紙を用意してもらう.
5.記憶4点:自らメモを使用して生活できている.

解答

1.○ 正しい.
2.× 整容5点:洗顔時にタオルを持ってきてもらう.
3.× 更衣(下半身)2点:介助者が下着やズボンを膝まで通すと残りは自分で行う.
4.× トイレ動作5点:介助者に拭く紙を用意してもらう.
5.× 記憶6点:自らメモを使用して生活できている.


〈第56回 OT国試 午後28〉

FIMの点数とADL評価の組合せで正しいのはどれか. 
1.食事4点 ――― 自助具を介助者に装着してもらい自力で摂取する.
2.清拭7点 ――― ループ付きタオルを使用して身体を洗う.
3.歩行1点 ――― 1人の介助で15mまで歩行ができる.
4.トイレ動作3点 ――― 日中は自立しているが夜間は介助者が監視している.
5.更衣(下衣)5点 ――― 短下肢装具の装着のみ手伝ってもらう.

解答

1.× 食事5点 ――― 自助具を介助者に装着してもらい自力で摂取する.
2.× 清拭6点 ――― ループ付きタオルを使用して身体を洗う.
3.× 歩行2点 ――― 1人の介助で15mまで歩行ができる.
4.× トイレ動作5点 ――― 日中は自立しているが夜間は介助者が監視している.
5.○ 正しい.


〈第50回 OT国試 午前26〉

FIMの評定で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.浴槽移乗7点:浴槽の縁に腰掛けて浴槽をまたぐ.浴槽内でしゃがみ,立てる.
2.食事6点:ホルダー付きスプーンを介助者に装着してもらい,食事動作は自立している.
3.記憶5点:メモリーノートを用いて自立し,問題を生じていない.
4.トイレ動作4点:服を上げるのが不十分で介助者の口頭指示を必要とする.
5.更衣(上半身)2点:前開きシャツで非麻痺側の袖通しはできるが,他は介助を要する.

解答

1.○ 正しい.
2.× 食事5点:ホルダー付きスプーンを介助者に装着してもらい,食事動作は自立している.
3.× 記憶6点:メモリーノートを用いて自立し,問題を生じていない.
4.× トイレ動作5点:服を上げるのが不十分で介助者の口頭指示を必要とする.
5.○ 正しい.


〈第49回 OT国試 午前29〉

FIMの評定で正しいのはどれか. 
1.更衣(上半身)7点:上着をたんすから出してもらえば着替えられる.
2.トイレ動作6点:服の上げ下ろしをする際に手すりを使用する.
3.食事5点:咀嚼力が弱いため,あらかじめ軟らかく調理してもらう.
4.整容4点:ホルダー付きの歯ブラシを使用すれば歯磨きができる.
5.表出3点:「水」,「トイレ」などの単語で意思を伝えることができる.

解答

1.× 更衣(上半身)5点:上着をたんすから出してもらえば着替えられる.
2.○ 正しい.
3.× 食事6点:咀嚼力が弱いため,あらかじめ軟らかく調理してもらう.
4.× 整容6点:ホルダー付きの歯ブラシを使用すれば歯磨きができる.
5.× 表出2点:「水」,「トイレ」などの単語で意思を伝えることができる.


〈第43回 OT国試 午前49〉

FIMで正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.理解6点 ――― 大きな声であれば複雑な内容も理解できる.
2.表出3点 ――― 単語とジェスチャーで欲求を伝える.
3.階段7点 ――― 義足を用いて手すりなしで昇降している.
4.浴槽移乗3点 ――― 片足の出し入れだけを介助してもらう.
5.更衣下半身5点 ――― 下肢装具の脱着のみを手伝ってもらう.

解答

1.○ 正しい.
2.× 表出2点 ――― 単語とジェスチャーで欲求を伝える.
3.× 階段6点 ――― 義足を用いて手すりなしで昇降している.
4.× 浴槽移乗4点 ――― 片足の出し入れだけを介助してもらう.
5.○ 正しい.


〈第41回 OT国試 午前46〉

右片麻痺患者のFIMで誤っているのはどれか.2つ選べ. 
1.ベッド移乗6点 ――― 手すりを用いて自立している.
2.整容5点 ――― くしや歯ブラシを持ってきてもらえば自立している.
3.清拭4点 ――― 左上肢,背中および殿部以外は自立している.
4.歩行4点 ――― 介助者に支えられて20mを4点杖で歩く.
5.トイレ動作3点 ――― ズボンの上げ下げは全介助だが拭くことはできる.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 歩行2点 ――― 介助者に支えられて20mを4点杖で歩く.
5.× トイレ動作2点 ――― ズボンの上げ下げは全介助だが拭くことはできる.


〈第42回 OT国試 午前47〉

FIMの評価で自立しても「6」になるのはどれか.2つ選べ. 
1.歩行に装具を用いる.
2.入れ歯の着脱ができる.
3.食事にスプーンを用いる.
4.排尿管理にパッドを用いる.
5.入浴はシャワーのみ利用する.

解答

1.○ 正しい.
2.× 入れ歯の着脱ができるのは4点である.
3.× 食事にスプーンを用いるのは7点である
4.○ 正しい.
5.× 入浴はシャワーのみ利用するのは7点である.


〈第59回 OT国試 午後30〉

FIMの食事で6点はどれか.2つ選べ. 
1.介助皿を使用する.
2.食事動作は自立しているが減塩食である.
3.醤油をかけてもらう.
4.スプーンで動作自立している.
5.配膳前の調理の段階で刻んでもらう.

解答

1.○ 正しい.
2.× 食事動作は自立しているが減塩食であるのは7点である.
3.× 醤油をかけてもらうのは5点である.
4.× スプーンで動作自立しているのは7点である.
5.○ 正しい.


〈第44回 OT国試 午前44〉

FIMで車椅子からベッドへの移乗が5点なのはどれか. 
1.介助バーを用いて移乗する.
2.腰ひもで誘導が必要である.
3.立ち上がり時に引き上げる.
4.ふらつかないように介助する.
5.車椅子の位置決めを介助する.

解答

1.× 介助バーを用いて移乗するのは6点である.
2.× 腰ひもで誘導が必要であるのは4点である.
3.× 立ち上がり時に引き上げるのは3点である.
4.× ふらつかないように介助するのは4点である.
5.○ 正しい.


〈第45回 OT国試 午後25〉

FIMで2点はどれか. 
1.更衣・上半身:シャツを着せてもらう際に身体を前に傾けて協力する.
2.階段:車椅子使用者がエレベーターを用いて自立している.
3.排尿管理:人工透析を受けていて自尿はない.
4.表出:単語のみを用いて基本的欲求を表現する.
5.社会的交流:夜間せん妄によって毎晩同室者が眠れない.

解答

1.× 更衣・上半身1点:シャツを着せてもらう際に身体を前に傾けて協力する.
2.× 階段1点:車椅子使用者がエレベーターを用いて自立している.
3.× 排尿管理7点:人工透析を受けていて自尿はない.
4.○ 正しい.
5.× 社会的交流1点:夜間せん妄によって毎晩同室者が眠れない.


〈第54回 OT国試 午後27〉

移動評価において「歩行は困難であるが,介護者の見守りの下,車椅子で50mの移動が可能である」場合のFIMとBarthel Indexの評価との組合せで正しいのはどれか. 
1.FIM 6点 ――― Bathel Index 10点
2.FIM 5点 ――― Bathel Index 10点
3.FIM 5点 ――― Bathel Index 5点
4.FIM 4点 ――― Bathel Index 5点
5.FIM 4点 ――― Bathel Index 0点

解答

1.× FIM 6点:介助者不要 ――― Bathel Index 10点:監視・介助で歩行可能
2.× FIM 5点:監視指示・準備のみ,または15m自立 ――― Bathel Index 10点:監視・介助で歩行可能
3.○ 正しい.
4.× FIM 4点:3/4以上患者が操作 ――― Bathel Index 5点:自力で45m以上駆動可能
5.× FIM 4点:3/4以上患者が操作 ――― Bathel Index 0点:全介助


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