〈第54回 OT国試 午前49〉
心身喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(医療観察法)で,精神保健審判員(必要な学識経験を有する医師)とともに処遇を決定する職はどれか.
1.検察官
2.裁判官
3.都道府県知事
4.社会復帰調整官
5.精神保健参与員
解答
1.× 誤り.
2.○ 医療観察法で審判を決定するのは,裁判官と精神保健審判員(精神科医)である.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第51回 OT国試 午前48〉
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律で,精神保健審判員(必要な学識経験を有する医師)とともに処遇を決定する職はどれか.
1.検察官
2.裁判官
3.都道府県知事
4.保護観察所長
5.精神保健福祉士
解答
1.× 誤り.
2.○ 医療観察法で審判を決定するのは,裁判官と精神保健審判員(精神科医)である.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第59回 OT国試 午前48〉
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(心神喪失者等医療観察法)で継続的に関与するケアマネージャーの役割を担うのはどれか.
1.鑑定医
2.検察官
3.裁判官
4.社会復帰調整官
5.精神保健参与員
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 心神喪失者等医療観察法で継続的に関与するケアマネージャーの役割を担うのは社会復帰調整官である.
5.× 誤り.
〈第57回 OT国試 午後48〉
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(心神喪失者等医療観察法)について正しいのはどれか.
1.裁判官が処遇を申し立てる.
2.対象行為に窃盗が含まれる.
3.対象者の社会復帰の促進が目的である.
4.入退院の処遇は簡易裁判所で判断される.
5.社会復帰調整官は指定入院医療機関の退院決定時から対象者と関わる.
解答
1.× 裁判官は精神保健審判員(必要な学識経験を有する医師)とともに処遇を決定する.
2.× 対象行為は重大な他害行為(殺人,放火,強盗,強制性交等,強制わいせつ,傷害)である.
3.○ 正しい.
4.× 入退院の処遇は地方裁判所で判断される.
5.× 社会復帰調整官は指定入院医療機関の入院期間中から対象者と関わる.
〈第50回 OT国試 午後50〉
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(心神喪失者等医療観察法)について正しいのはどれか.
1.対象者の行動管理が目的である.
2.入退院の処遇は簡易裁判所で判断される.
3.鑑定入院時の評価に作業療法士が関与する.
4.指定入院医療機関には社会復帰調整官が配置される.
5.社会復帰調整官は指定入院医療機関の退院決定から対象者と関わる.
解答
1.× 対象者の病状の改善,再発防止と社会復帰が目的である.
2.× 入退院の処遇は地方裁判所で判断される.
3.× 鑑定入院時の評価に作業療法士は関与しない.
4.× 保護観察所に社会復帰調整官が配置される.
5.× 社会復帰調整官は指定入院医療機関の入院期間中から対象者と関わる.
〈第47回 OT国試 午後45〉
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(医療観察法)の対象となる行為でないのはどれか.
1.殺人
2.放火
3.傷害
4.自傷
5.強姦
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 医療観察法の対象となる行為は殺人・放火・強盗・強姦・強制わいせつ・傷害などが含まれる.
5.○ 正しい.
〈第51回 OT国試 午後47〉
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく入院で正しいのはどれか.
1.任意入院は本人の同意が必要ない.
2.措置入院は精神科病院管理者の判断による入院である.
3.緊急措置入院では作業療法を行ってはならない.
4.医療保護入院は家族等の同意による入院である.
5.応急入院は身体合併症の治療が目的である.
解答
1.× 任意入院は本人の意思で入院する.
2.× 措置入院は精神保健指定医2名の判断による入院である.
3.× 緊急措置入院で作業療法を行っても構わない.
4.○ 正しい.
5.× 応急入院は直ちに入院させなければ医療及び保護を図る上で著しく障害がある者の入院が目的である.
〈第48回 OT国試 午後50〉
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で正しいのはどれか.
1.任意入院には精神保健指定医の診察は必要ない.
2.医療保護入院では保護者の退院請求で退院できる.
3.自傷他害の可能性がある場合は医療保護入院とする.
4.措置入院の患者に対して作業療法を行うのは禁止されている.
5.20歳以上の者の医療保護入院の場合は自動的に親が保護者になる.
解答
1.○ 正しい.
2.× 医療保護入院では保護者の退院請求で退院できない.
3.× 自傷他害の可能性がある場合は措置入院とする.
4.× 措置入院の患者に対して作業療法を行うのは禁止されていない.
5.× 20歳未満の者の医療保護入院の場合は自動的に親が保護者になる.
〈第53回 OT国試 午後47〉
精神科病院への入院形態について定めている法律はどれか.
1.医療法
2.障害者基本法
3.精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉
4.障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律〈障害者差別解消法〉
5.心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律〈医療観察法〉
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 精神科病院への入院形態について定めている法律は精神保健福祉法である.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第58回 OT国試 午後48〉
医療保護入院を規定する法律はどれか.
1.障害者基本法
2.精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)
3.障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)
4.障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)
5.心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(医療観察法)
解答
1.× 誤り.
2.○ 精神保健福祉法は,精神障害者の入院について,任意入院・医療保護入院・応急入院・措置入院・緊急措置入院の5つの入院形態を定めている.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第56回 OT国試 午後47〉
措置入院を規定する法律はどれか.
1.障害者基本法
2.精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉
3.障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律〈障害者差別解消法〉
4.障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉
5.心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律〈医療観察法〉
解答
1.× 誤り.
2.○ 精神保健福祉法は,精神障害者の入院について,任意入院・医療保護入院・応急入院・措置入院・緊急措置入院の5つの入院形態を定めている.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第55回 OT国試 午後19〉
28歳の男性.統合失調症で6か月前に精神科病院に措置入院歴がある.その後退院し,自治体による退院後支援計画に基づいて外来でフォローされていたが,2か月前から抗精神病薬の服薬が不規則になり,幻聴の増悪がみられた.自傷行為はなく,家族をはじめ周囲の人間に対して手をあげるようなことはないが「薬は飲むな」という幻聴に左右されてこの1週間は全く服薬しておらず,一昨日から一睡もできていない.両親が「担当医に相談しよう」と勧めてなんとか外来受診をさせたが,精神保健指定医から入院を勧められてもかたくなに拒否を続けている.この患者の現在の状態において適切な入院形態はどれか.
1.任意入院
2.応急入院
3.医療保護入院
4.緊急措置入院
5.医療観察法による入院
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 本人が拒否しているが,保護者の同意と精神保健指定医1名の診察によって入院可能な医療保護入院となる.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第52回 OT国試 午後20〉
19歳の男性.統合失調症.幻覚妄想がみられ,両親に付き添われて精神科病院を受診した.病識は曖昧であったが,外来医師と両親の説得で本人が入院に同意した.入院2日目の夜になって「こんなところにいては,お前はダメになる.薬を飲むと頭が変になってしまうぞという声が聞こえる.一刻も早く退院したい.入院時の同意は取り下げる」と強く訴え興奮したため,精神保健指定医の判断によって,両親の同意の下,非自発的な入院形態に変更された.この患者の変更後の入院形態はどれか.
1.医療保護入院
2.応急入院
3.緊急措置入院
4.措置入院
5.任意入院
解答
1.○ 本人が拒否しているが,保護者の同意と精神保健指定医1名の診察によって入院可能な医療保護入院となる.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
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