〈第54回 OT国試 午後44〉
双極性障害の躁状態の特徴で適切でないのはどれか.
1.自尊心の肥大
2.注意力の増強
3.睡眠欲求の減少
4.快楽的活動への没頭
5.目標志向性の活動亢進
解答
1.○ 正しい.
2.× 躁状態では注意散漫となる.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第49回 OT国試 午後45〉
双極性障害患者の作業療法においてみられやすいのはどれか.
1.多幸
2.過活動
3.せん妄
4.両価性
5.感情失禁
解答
1.× 躁状態でみられるのは爽快気分である.
2.○ 正しい.
3.× せん妄は認知症や慢性アルコール中毒などでみられる.
4.× 両価性は統合失調症などでみられる.
5.× 感情失禁は脳血管認知症でみられる.
〈第59回 OT国試 午後17〉
24歳の女性.双極性障害で休職中.半年前に会社で興奮状態となったため精神科を受診し,外来で薬物療法が開始となった.3か月前から気分は安定し,生活リズムが改善してきた.1か月前から職場復帰を目指して外来作業療法が行われている.作業療法中に「薬の副作用が心配なので内服をやめたい」と相談があった.作業療法士の声かけで適切なのはどれか.2つ選べ.
1.「量を減らして飲んでください」
2.「薬には副作用があるものですよ」
3.「どのような副作用が心配ですか」
4.「内服を中止して様子をみましょう」
5.「次の外来で医師に相談してみましょう」
解答
1.× 「量を減らして飲んでください」:作業療法士による服薬に関する説明は不適切である.
2.× 「薬には副作用があるものですよ」:作業療法士による服薬に関する説明は不適切である.
3.○ 正しい.
4.× 「内服を中止して様子をみましょう」:作業療法士による服薬に関する説明は不適切である.
5.○ 正しい.
Back | 【第7章 精神障害作業療法学 目次】 | Next