〈第53回 OT国試 午後13〉
38歳の女性.正確は几帳面,完全主義.仕事仲間との関係性に悩んでいた.そうした中,浮腫を自覚したため内科を受診したところネフローゼ症候群と診断され,副腎皮質ステロイド薬の投与が開始された.投薬開始1か月後から蛋白尿は消失したが,「何事にも興味が湧かない」などの言葉が聞かれるようになり,趣味のコーラスもやめてしまった.今後検討すべき治療方針として,最も優先順位が高いのはどれか.
1.家族療法
2.音楽療法
3.精神分析療法
4.抗うつ薬による薬物療法
5.副腎皮質ステロイド薬の調整
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ ステロイド精神病が疑われるため薬の調整が必要である.
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