〈第49回 OT国試 午後44〉
うつ病患者への復職支援について正しいのはどれか.
1.薬物療法が終了してから復職させる.
2.配置転換を希望しないように指示する.
3.発症前の勤務時間で復職するよう促す.
4.体力づくり活動に休まず参加するよう促す.
5.ストレスへの対処法について心理教育を行う.
解答
1.× 復職後も服薬の継続性を理解してもらう.
2.× 配置転換も視野に職場と環境調整していく.
3.× 勤務日数・時間なども職場と調整していく.
4.× 体力づくり活動に可能な限り自分のペースで参加するよう促す.
5.○ 正しい.
〈第59回 OT国試 午前46〉
うつ病の復職支援の説明で正しいのはどれか.
1.公務員はリワークを目的とした精神科デイケアの利用対象外である.
2.試し出勤(リハビリ出勤)とは産業保健スタッフ同伴での出勤である.
3.地域障害者職業センターのリワーク支援は病状の回復を目的とする.
4.急性期での安静・休養が終わり次第,リワークプログラムを導入する.
5.リワークで実施されているプログラムには教育プログラムが含まれる.
解答
1.× 公務員はリワークを目的とした精神科デイケアの利用対象である.
2.× 試し出勤(リハビリ出勤)とは正式な職場復帰の前に模擬出勤,通勤訓練,試し出勤などにより職場復帰の準備を行うことである.
3.× 地域障害者職業センターのリワーク支援は職場復帰を目的とする.
4.× 急性期での安静・休養後は体力の回復を図り生活リズムを構築する.
5.○ 正しい.
〈第50回 OT国試 午後41〉
復職を目指すうつ病患者の作業療法開始時の指導内容で適切なのはどれか.
1.仕事環境と同じ環境にする.
2.体力の回復を目指す.
3.関心の拡大を目指す.
4.時間厳守を目指す.
5.能力限界を試す.
解答
1.× 誤り.
2.○ 開始時は生活リズムの安定化が主な目標となるため,体力の回復を目指して一日の活動量の向上を図る.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
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