〈第50回 OT国試 午後45〉
うつ病に特徴的な考え方でないのはどれか.
1.何でも自分のせいにする.
2.白か黒かはっきりさせたがる.
3.物事の悪い側面に注目してしまう.
4.予測を悪い方に増長させてしまう.
5.他人の言動の意図を悪い方にとらえる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 他人の言動の意図を悪い方にとらえるのは,猜疑性/妄想性パーソナリティ障害などでみられる.
〈第50回 OT国試 午後40〉
うつ状態の患者の作業療法中にみられる訴えはどれか.
1.「考えが次々に浮かんできます」
2.「考えが声になって聴こえます」
3.「考えが他人に知られます」
4.「考えが全く浮かびません」
5.「考えが急に止められます」
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ うつ状態のときには思考制止(抑制)がみられる.
5.× 誤り.
〈第48回 OT国試 午後44〉
産褥期発症の大うつ病(産褥期うつ病)について正しいのはどれか.
1.妄想は生じない.
2.難産の後に発病しやすい.
3.発病後1週間程度で回復する.
4.乳児に対する攻撃性が出現する.
5.出産後2~3か月後に生じることが多い.
解答
1.× 産褥期うつ病で妄想は生じる.
2.× 産褥期うつ病は出産後に発病しやすい.
3.× 産褥期うつ病は発病後1~3か月程度で続く.
4.○ 正しい.
5.× 産褥期うつ病は出産後3~7日目に生じることが多い.
〈第53回 OT国試 午後45〉
うつ病による仮性認知症患者の作業療法場面での特徴はどれか.2つ選べ.
1.多幸的である.
2.社交的に振る舞う.
3.物忘れがみられる.
4.精神運動抑制がみられる.
5.能力低下に無関心である.
解答
1.× 多幸的であるのは躁状態の症状である.
2.× 社交的に振る舞うのは躁状態の症状である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 能力低下に無関心であるのは認知症の症状である.
Back | 【第7章 精神障害作業療法学 目次】 | Next