第6章 内部障害作業療法学 04)代謝障害 ②糖尿病の運動療法

〈第50回 OT国試 午後35〉

糖尿病患者にみられる病態で運動負荷が禁忌となるのはどれか. 
1.高血圧症
2.感覚神経障害
3.脳梗塞後遺症
4.ケトアシドーシス
5.閉塞性動脈硬化症

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ ケトアシドーシスがみられるときは運動負荷は禁忌である.
5.× 誤り.


〈第47回 OT国試 午前30〉

糖尿病患者にみられる病態で運動負荷が禁忌となるのはどれか. 
1.高血圧症
2.脳梗塞後遺症
3.ケトアシドーシス
4.閉塞性動脈硬化症
5.糖尿病性神経障害

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ ケトアシドーシスがみられるときは運動負荷は禁忌である.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第44回 OT国試 午前63〉

糖尿病患者に対する運動で正しいのはどれか. 
1.代謝改善を目的とした運動は1日2回行うのが望ましい.
2.脂質代謝の改善は糖代謝改善よりも短い運動時間で達成できる.
3.運動習慣のない高齢者に対する運動強度は80%VO₂maxが望ましい.
4.運動によるエネルギー消費は1日の摂取エネルギーの40%を目標とする.
5.効率的にエネルギーを消費させるために運動強度を強くして短時間で行う.

解答

1.○ 正しい.
2.× 脂質代謝の改善は糖代謝改善よりも長い運動時間が必要である.
3.× 運動習慣のない高齢者に対する運動強度は40~60%VO₂maxが望ましい.
4.× 運動によるエネルギー消費は1日の摂取エネルギーの10~20%を目標とする.
5.× 効率的にエネルギーを消費させるためには運動強度を中等度に設定しやや長めの時間で行う.


〈第45回 OT国試 午後37〉

インスリン療法中の糖尿病患者に対する運動指導で正しいのはどれか. 
1.1週間に1回の運動を行う.
2.上肢では等尺性運動とする.
3.無酸素閾値を超えるようにする.
4.食事終了後2時間以内は行わない.
5.最大酸素摂取量の40~60%の運動を行う.

解答

1.× 1週間に2~3回行う.
2.× 上肢の運動は等張性運動とする.
3.× 無酸素閾値を超えないように強度を設定する.
4.× 食事終了後1~2時間に行う.
5.○ 正しい.


〈第43回 OT国試 午前68〉

糖尿病の運動療法で適切でないのはどれか. 
1.2週に1回の頻度
2.食事1~2時間後に開始
3.1回20分程度で2,3セットで実施
4.最大酸素摂取量の40~60%の運動
5.食事療法と併用

解答

1.× 1週に2~3回の頻度行う.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第42回 OT国試 午前68〉

糖尿病患者の運動で誤っているのはどれか. 
1.運動はインスリン注射直後に行う.
2.運動強度を最大酸素摂取量の40~60%に設定する.
3.全身を使った運動を行う.
4.2kgの負荷で10~20回の下肢等張性運動を行う.
5.20分以上の持久運動を週3日行う.

解答

1.× 運動はインスリン注射1時間後に行う.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第57回 OT国試 午前6〉

50歳の男性.糖尿病.1か月前からインスリンによる治療が開始されている.空腹時血糖150mg/dL,HbA1cは7.5%であった.これまでに低血糖症状は認めていない.血糖コントロールの改善に向けた運動療法,生活指導で誤っているのはどれか. 
1.歩数計を活用する.
2.運動は食後1時間後に行う.
3.階段を使用するように助言する.
4.低強度でのレジスタンス運動を行う.
5.1週間で合計60分の有酸素運動を行う.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 1日間で30~60分の有酸素運動を行う.


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