第6章 内部障害作業療法学 01)呼吸障害 ③病態・合併症

〈第55回 OT国試 午前31〉

呼吸器疾患で正しいのはどれか. 
1.肺線維症は閉塞性肺疾患である.
2.気管支拡張症では乾性咳嗽がみられる.
3.気管支喘息の発作時は1秒率が低下する.
4.過換気症候群では呼吸性アシドーシスになる.
5.CO₂ナルコーシスは低CO₂血症によって生じる.

解答

1.× 肺線維症は拘束性肺疾患である.
2.× 気管支拡張症では湿性咳嗽がみられる.
3.○ 正しい.
4.× 過換気症候群では呼吸性アルカローシスになる.
5.× CO₂ナルコーシスは高CO₂血症によって生じる.


〈第48回 OT国試 午前4〉

70歳の男性.慢性閉塞性肺疾患による慢性呼吸不全.安静時も酸素吸入が必要である.処方に従って作業療法時に酸素流量を上げ,休息中に下げようとしたところ,呼吸が浅くなり意識障害が出現した.最も考えられるのはどれか. 
1.呼吸性アルカローシス
2.代謝性アシドーシス
3.CO₂ナルコーシス
4.天幕上脳梗塞
5.低血糖発作

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 慢性呼吸不全患者に対し酸素流量を上げると呼吸運動の抑制が起こり,CO₂の蓄積によって意識障害がおこる状態をCO₂ナルコーシスという.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第46回 OT国試 午後12〉

72歳の男性.右下葉肺癌の手術後,嗄声が出現した.術後3日目から食事が開始され,病棟内の歩行が許可された.術後10日目に発熱し,禁食となった.術後12日目に解熱し,作業療法が開始された.術直後と術後10日目の胸部エックス線写真を示す.この患者への対応で優先すべきなのはどれか. 

1.寝返り動作練習
2.トイレ動作練習
3.腹式呼吸の指導
4.口腔ケアの指導
5.口すぼめ呼吸練習

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 発熱の原因として誤嚥性肺炎が考えられるため口腔ケアの指導を優先する.
5.× 誤り.


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