〈第57回 OT国試 午後29〉
WeeFIMについて正しいのはどれか.
1.5段階で評価される.
2.総得点は100点である.
3.対象年齢は0~18歳である.
4.移動の「階段」を「伝い歩き」で評価する.
5.評価は生活場面の直接観察や聴取で行う.
解答
1.× 7段階で評価される.
2.× 総得点は126点である.
3.× 対象年齢は6か月~7歳程度まである.
4.× 移動の「歩行,車椅子」を「歩行,車椅子,這い這い」で評価する.
5.○ 正しい.
〈第54回 OT国試 午後28〉
PEDIで正しいのはどれか.2つ選べ.
1.18項目で構成される.
2.7段階の尺度で評価する.
3.義務教育終了年齢まで適応される.
4.基準値標準スコアと尺度化スコアが算出される.
5.セルフケア,移動,社会的機能の領域に分類される.
解答
1.× PEDIは機能的スキル197項目,複合活動20項目で構成される.
2.× PEDIは機能的スキルが2段階,複合活動は援助尺度6段階,調整尺度4段階で評価する.
3.× PEDIの適応年齢は6か月~7歳半である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第50回 OT国試 午後29〉
小児における能力低下の評価はどれか.
1.CARS(childhood autism rating scale)
2.DAM
3.GMFM
4.MMPI
5.PEDI
解答
1.× CARSは小児自閉症評定尺度である.
2.× DAMは知能検査である.
3.× GMFMは粗大運動能力尺度である.
4.× MMPIは人格検査である.
5.○ 正しい.
〈第54回 OT国試 午後31〉
小児の知能検査で用いられるのはどれか.2つ選べ.
1.MAS
2.GMFM
3.WeeFIM
4.WISC-Ⅲ
5.K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー
解答
1.× Motor Assessment Scaleは片麻痺の運動機能検査で用いられる.
2.× GMFMは小児の運動機能検査で用いられる.
3.× WeeFIMは小児のADL検査で用いられる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第55回 OT国試 午後30〉
小児の評価領域と検査の組合せで正しいのはどれか.2つ選べ.
1.粗大運動 ――― GMFM
2.視知覚機能 ――― Erhardt(エアハート)発達学的視覚評価
3.感覚統合機能 ――― Kohs立方体組合せテスト
4.知的機能 ――― WISC-Ⅳ
5.日常生活能力 ――― 新S-M社会生活能力検査
解答
1.○ 正しい.
2.× 視覚運動機能 ――― Erhardt(エアハート)発達学的視覚評価
3.× 動作性知的機能 ――― Kohs立方体組合せテスト
4.○ 正しい.
5.× 適応機能(行動) ――― 新S-M社会生活能力検査
〈第49回 OT国試 午前24〉
小児を対象とした評価法とその説明の組合せで正しいのはどれか.
1.GMFM ――― 学習障害を評価する.
2.K-ABC ――― 日常活動の自立度を測定する.
3.PEDI ――― 機能的スキルを評価する.
4.WeeFIM ――― 生命維持機能を評価する.
5.WISC-Ⅲ ――― 粗大運動能力を測定する.
解答
1.× GMFM ――― 粗大運動能力を評価する.
2.× K-ABC ――― 知能を測定する.
3.○ 正しい.
4.× WeeFIM ――― ADLを評価する.
5.× WISC-Ⅲ ――― 知能を測定する.
〈第57回 OT国試 午前16〉
16歳の男子.乳幼児健診で異常を指摘されたことはなかったが,乳幼児期,母親の後追いをせず,履いている靴がボロボロになっても他の靴では嫌だと強いこだわりをみせた.大人びた話し方をし,小学校では自分の関心事について熱中して一方的に話すために,友達から避けられるようになって孤立していた.中学校入学後は不登校になり,ゲームに熱中するようになったため,心配した母親が児童思春期専門の医療機関を受診させた.評価に用いるテストとして適切なのはどれか.
1.ASQ
2.HTP
3.WAIS-Ⅲ
4.バウムテスト
5.CAARS(Conners' Adult ADHD Rating Scales)
解答
1.○ 後追いをせず,強いこだわりと大人びた話し方から自閉症が疑われるのでASQ(Autism Screening Questionnaire)を実施する.
2.× HTP(家・樹木・人物画検査)は人格検査なので適切でない.
3.× WAIS-Ⅲは成人知能検査なので適切でない.
4.× バウムテスト(樹木画検査)は人格検査なので適切でない.
5.× CAARSは注意欠如・多動性障害のテストなので適切でない.
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