〈第53回 OT国試 午後37〉
手部のⅢ度熱傷における対応で正しいのはどれか.
1.受傷直後に氷で冷却する.
2.冷却時間は5分未満にする.
3.壊死組織の除去は不要である.
4.変形防止にスプリントを使用する.
5.受傷時に手袋をしていたら直ちに抜去する.
解答
1.× 受傷直後は冷却と洗浄のため流水で冷却する.
2.× 冷却時間は5分以上にする.
3.× 壊死組織の除去が必要である.
4.○ 正しい.
5.× 受傷時に手袋をしていたら脱がさずにその上から冷却する.
〈第59回 OT国試 午前11〉
62歳の男性.畑で野焼き中に熱傷になったため救急車で搬入された.搬入時の両下肢の熱傷部位を示す.全身の熱傷面積は35%である.熱傷で正しいのはどれか.
1.疼痛評価が必要である.
2.熱傷深度はⅠ度である.
3.全身症状の観察は必要ない.
4.気道熱傷は予後因子ではない.
5.熱傷面積は予後因子ではない.
解答
1.○ 正しい.
2.× 水泡形成がみられないので熱傷深度はⅢ度である.
3.× 重症熱傷に該当するので全身症状の観察は必要である.
4.× 気道熱傷は予後因子である.
5.× 熱傷面積は予後因子である.
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