第4章 運動器障害作業療法学 06)小児整形外科疾患 ②骨肉腫

〈第57回 OT国試 午前5〉

13歳の男子.1か月前から膝の疼痛が生じ,近医を受診.精査が必要となり大学病院へ紹介された.左大腿骨遠位に境界不明瞭な腫瘤を触れる.単純エックス線を示す.化学療法が始まり,リハビリテーション治療が処方された.リハビリテーション治療について正しいのはどれか. 

1.易感染性に注意する.
2.積極的に患部のマッサージを行う.
3.患側の運動負荷は健側と同様でよい.
4.骨端線に近い病巣なので温熱療法が効果的である.
5.健側のリハビリテーション治療は化学療法後から行う.

解答

1.○ 正しい.
2.× 積極的な患部のマッサージは避ける.
3.× 患側の運動負荷は健側より軽負荷とする.
4.× 骨端線に近い病巣なので温熱療法は禁忌である.
5.× 健側のリハビリテーション治療は化学療法後前から行う.


Back | 【第4章 運動器障害作業療法学 目次】 | Next