第4章 運動器障害作業療法学 03)肩関節疾患 ①肩関節周囲炎

〈第43回 OT国試 午前4〉

肩のMRIを示す.正しいのはどれか. 

1.①関節唇
2.②烏口突起
3.③肩峰
4.④棘上筋腱
5.⑤上腕二頭筋腱

解答

1.× ①上腕骨頭
2.× ②関節窩
3.× ③皮下脂肪
4.○ 正しい.
5.× ⑤三角筋


〈第44回 OT国試 午前17〉

44歳の女性.明らかな外傷はなく,左肩関節の灼熱痛と運動制限とを認め,肩関節周囲炎と診断された.左肩関節のエックス線写真を示す.正しいのはどれか. 

1.棘上筋腱の断裂を認める.
2.上腕骨大結節部の剥離を認める.
3.肩峰下滑液包炎の典型的なエックス線写真である.
4.可動域訓練前には肩甲帯筋群の十分な弛緩を得る.
5.肩関節外旋は疼痛があっても全可動域を確保する.

解答

1.× 棘上筋腱の断裂は認められない.
2.× 上腕骨大結節部の剥離は認められない.
3.× 棘上筋腱の石灰沈着のエックス線写真である.
4.○ 正しい.
5.× 肩関節外旋は疼痛自制内の可動域を確保する.


〈第45回 OT国試 午前26〉

肩関節周囲炎で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.早期から筋萎縮がみられる.
2.肩甲上腕リズムは正常に保たれる.
3.滑車訓練は三角筋の筋力強化を目的とする.
4.結髪に比べて結帯動作の方が制限されやすい.
5.Codman体操は慣性モーメントを利用して行う.

解答

1.× 早期は肩関節周囲筋群に筋萎縮はみられない.
2.× 肩甲上腕リズムの異常がみられる.
3.× 滑車訓練は肩甲上腕リズムの再獲得や関節可動域拡大を目的とする.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


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