第4章 運動器障害作業療法学 02)骨折・脱臼 ⑦中手骨骨折

〈第46回 OT国試 午前5〉

32歳の男性.右環指中手骨骨折に対する固定術後8週経過.エックス線写真(A)と手指の写真(B)とを示す.この患者の作業療法で正しいのはどれか.2つ選べ. 

1.MP関節の屈曲訓練
2.母指と環指との対立訓練
3.夜間安静スプリントの装着
4.逆ナックルベンダーの装着
5.手術創癒着部への極超短波療法

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 固定術後8週経過しているため,夜間安静スプリントの装着は不要である.
4.× ナックルベンダーを装着する.
5.× 手術創癒着部への極超短波療法は金属プレートによる骨折固定部位への照射となり,熱傷の原因となる可能性があるため禁忌である.


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