第3章 脊髄損傷作業療法学 10)部分損傷 ①中心性頸髄損傷

〈第48回 OT国試 午後28〉

中心性頸髄損傷で正しいのはどれか. 
1.感覚障害はない.
2.頸部過伸展によって生じる.
3.重度の膀胱直腸障害が残存する.
4.上肢より下肢の障害が強い.
5.椎骨の損傷を合併する.

解答

1.× 感覚障害がある.
2.○ 正しい.
3.× 軽度の膀胱直腸障害が残存する.
4.× 下肢より上肢の障害が強い.
5.× 椎骨の損傷を合併しない.


〈第46回 OT国試 午前32〉

中心性頸髄損傷について誤っているのはどれか.2つ選べ. 
1.若年層に多い.
2.褥瘡の危険性が高い.
3.脊柱の可動域は保たれる.
4.異常感覚を持つ患者が多い.
5.運動麻痺は上肢よりも下肢の方が重度である.

解答

1.× 高齢者層に多い.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 運動麻痺は下肢よりも上肢の方が重度である.


〈第47回 OT国試 午前6〉

68歳の男性.体操中に頸部を急激に後方へ反らした際に受傷し,骨傷のない頸髄損傷と診断された.独歩は可能だが,上肢に強い運動障害を認める.損傷型として最も考えられるのはどれか.ただし,図の斜線部は頸髄横断面における損傷部位を示す. 

1.1
2.2
3.3
4.4
5.5

解答

1.× Brown–Séquard症候群(半側障害)
2.× 前部脊髄損傷(前方障害)
3.× 後部脊髄損傷(後方障害)
4.○ 正しい.
5.× 完全脊髄損傷(横断性損傷)


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