第3章 脊髄損傷作業療法学 08)脊髄損傷 ①各種問題

〈第45回 OT国試 午後34〉

脊髄損傷残存機能レベルと装具・自助具との組合せで正しいのはどれか.ただし,残存機能レベルから下位は完全麻痺とする.2つ選べ. 
1.C4 ――― マウススティック
2.C5 ――― 太柄のスプーン
3.C7 ――― ホルダー付きスプーン
4.L4 ――― 長下肢装具
5.S1 ――― 短下肢装具

解答

1.○ 正しい.
2.× C6 ――― 太柄のスプーン
3.○ 正しい.
4.× L4 ――― 短下肢装具
5.× S1 ――― 靴型装具


〈第52回 OT国試 午後35〉

頸椎に不安定性のある急性期頸髄損傷の関節可動域訓練で角度を制限する関節はどれか. 
1.肩関節
2.手関節
3.股関節
4.膝関節
5.足関節

解答

1.○ 頸椎伸展を招くので肩関節の関節可動域訓練は角度を制限する.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第52回 OT国試 午後25〉

我が国の脊髄損傷の疫学について正しいのはどれか. 
1.男性よりも女性が多い.
2.不全損傷よりも完全損傷が多い.
3.頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い.
4.原因はスポーツ事故よりも転倒が多い.
5.受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す.

解答

1.× 女性よりも男性が多い.
2.× 完全損傷よりも不全損傷が多い.
3.× 胸腰髄損傷よりも頸髄損傷が多い.
4.○ 正しい.
5.× 受傷年齢は若年者と高齢者の2峰性を示す.


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