第3章 脊髄損傷作業療法学 07)胸髄損傷 ①第5胸髄損傷

〈第51回 OT国試 午前10〉

25歳の女性.脊髄完全損傷(第5胸髄節まで機能残存).車椅子(寸法:全長85cm,全幅55cm,前座高42cm)での自立生活に向けて図のように住宅改修を行った.考えられる問題点はどれか. 

1.①のエレベーターに乗るとバックで出なければならない.
2.②の玄関スロープを上ることができない.
3.③のトイレに入った後で扉を閉めることができない.
4.④の洗体台が高く移乗できない.
5.⑤の車椅子用台所シンクに対面できない.

解答

1.× ①回転半径が150cmあるので車椅子の回転が可能である.
2.× ②勾配が1/12なので可能である.
3.○ ③内開きのためトイレに入った後で扉を閉めることができない.
4.× ④車椅子の前座高42cmなので洗体台へ移乗できる.
5.× ⑤車椅子の全長85cmなのでシンクに対面できる.


〈第58回 OT国試 午前10〉

30歳の男性.脊髄損傷(第5胸髄節まで機能残存).受傷から5か月が経過,セルフケアは自立し,退院に向けて在宅改修を検討している.排尿は自己導尿,排便は座薬を使用し便器上で排泄.自宅のトイレの改修前の見取り図を示す.必要な住宅改修で適切でないのはどれか.ただし,車椅子は全幅58cm,全長80cmとする. 

1.①引き戸に変更する.
2.②開口幅を85cmに変更する.
3.③洗面台に下部空間をつくる.
4.④床をフローリングに変更する.
5.⑤縦手すりを設置する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× ⑤移乗および座位保持用に横手すりを設置する.


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