第2章 神経筋障害作業療法学 07)その他の神経筋疾患 ⑤複合問題

〈第48回 OT国試 午後33〉

変性疾患でないのはどれか. 
1.Charcot-Marie-Tooth病
2.Guillain-Barré症候群
3.Huntington病
4.Parkinson病
5.Shy-Drager症候群

解答

1.○ 正しい.
2.× Guillain-Barré症候群はニューロパチーであり脱髄疾患でもある.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第50回 OT国試 午後26〉

運動失調がみられないのはどれか. 
1.Wallenberg症候群
2.脊髄小脳変性症
3.Wernicke脳症
4.重症筋無力症
5.脊髄癆

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 重症筋無力症は神経筋接合部疾患のため運動失調はみられない.
5.○ 正しい.


〈第54回 OT国試 午後25〉

深部腱反射の亢進がみられるのはどれか. 
1.重症筋無力症
2.多発性硬化症
3.Guillain-Barré症候群
4.筋強直性ジストロフィー
5.Duchenne型筋ジストロフィー

解答

1.× 重症筋無力症は深部腱反射が正常である.
2.○ 正しい.
3.× Guillain-Barré症候群は深部腱反射が消失する.
4.× 筋強直性ジストロフィーは深部腱反射の亢進がみられない.
5.× Duchenne型筋ジストロフィーは深部腱反射の亢進がみられない.


〈第54回 OT国試 午後24〉

男性に比べて女性に多い疾患はどれか. 
1.Perthes病
2.多発性筋炎
3.高尿酸血症
4.強直性脊椎炎
5.Duchenne型筋ジストロフィー

解答

1.× Perthes病は男性に多い.
2.○ 正しい.
3.× 高尿酸血症は男性に多い.
4.× 強直性脊椎炎は男性に多い.
5.× Duchenne型筋ジストロフィーは男性に多い.


〈第46回 OT国試 午前30〉

筋疾患と症状との組合せで正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.皮膚筋炎 ――― 叩打ミオトニア
2.筋強直性ジストロフィー ――― 有痛性強直性けいれん
3.肢帯型筋ジストロフィー ――― 動揺性歩行
4.Becker型筋ジストロフィー ――― floppy infant
5.Duchenne型筋ジストロフィー ――― 翼状肩甲

解答

1.× 筋強直ジストロフィー ――― 叩打ミオトニア
2.× 多発性硬化症 ――― 有痛性強直性けいれん
3.○ 正しい.
4.× 福山型筋ジストロフィー ――― floppy infant
5.○ 正しい.


〈第47回 OT国試 午前36〉

神経・筋疾患の患者のリハビリテーションで優先度が低いのはどれか. 
1.Parkinson病では視覚刺激を運動発動に利用する.
2.筋ジストロフィーの運動訓練では過負荷に注意する.
3.筋萎縮性側索硬化症では発症早期から褥瘡に注意する.
4.Guillain-Barré症候群では訓練中の不整脈に注意する.
5.脊髄小脳変性症では早期から転倒に注意する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 筋萎縮性側索硬化症は褥瘡になりにくい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


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