〈第55回 OT国試 午前25〉
小脳性運動失調の検査の目的で正しいのはどれか.
1.鼻指鼻試験で反復拮抗運動障害をみる.
2.線引き試験で運動変換障害をみる.
3.跳ね返り現象で運動分解をみる.
4.踵膝試験で測定障害をみる.
5.膝打ち試験で振戦をみる.
解答
1.× 鼻指鼻試験で測定障害・協働収縮異常・企図振戦をみる.
2.× 線引き試験で測定障害をみる.
3.× 跳ね返り現象で時間測定異常をみる.
4.○ 正しい.
5.× 膝打ち試験で反復拮抗運動障害をみる.
〈第48回 OT国試 午後23〉
小脳性失調の評価と症候の組合せで正しいのはどれか.2つ選べ.
1.書字 ――― 小字症
2.構音 ――― 断綴性発語
3.指鼻試験 ――― 測定異常
4.深部腱反射 ――― 亢進
5.Romberg試験 ――― 陽性
解答
1.× 書字 ――― 大字症
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 深部腱反射 ――― 軽度低下
5.× Romberg試験 ――― 陰性
〈第44回 OT国試 午前42〉
小脳性失調の評価と症候との組合せで正しいのはどれか.2つ選べ.
1.書字 ――― 小字症
2.構音 ――― 断綴性発語
3.指鼻試験 ――― 測定過小
4.深部腱反射 ――― 亢進
5.Romberg試験 ――― 陽性
解答
1.× 書字 ――― 大字症
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 深部腱反射 ――― 軽度低下
5.× Romberg試験 ――― 陰性
〈第54回 OT国試 午前29〉
小脳の機能不全による協調運動障害の説明で誤っているのはどれか.
1.大文字症:文字が徐々に大きくなる.
2.企図振戦:目標に近づくほど四肢の振戦が激しくなる.
3.運動分解:拮抗する運動の切り替えが円滑に行えない.
4.時間測定障害:運動の開始や停止が正常よりも遅れてしまう.
5.協調収縮不能:一連の動作で運動の順番や滑らかさが障害される.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 反復拮抗運動障害:拮抗する運動の切り替えが円滑に行えない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第43回 OT国試 午前47〉
上肢の回内回外試験で評価するのはどれか.
1.企図振戦
2.測定障害
3.運動分解
4.協働収縮異常
5.反復拮抗運動障害
解答
1.× 企図振戦は鼻指鼻試験などでみる.
2.× 測定障害は線引き試験などでみる.
3.× 運動分解は耳朶を指す動作などでみる.
4.× 協働収縮異常は起き上がり動作などでみる.
5.○ 上肢の回内回外試験で評価するのは反復拮抗運動障害である.
〈第53回 OT国試 午前30〉
運動失調症状のうち,時間測定異常を評価するのはどれか.
1.foot pat
2.指鼻試験
3.継ぎ足歩行
4.跳ね返り現象
5.コップ把持検査
解答
1.× foot patは反復拮抗運動障害を評価する.
2.× 指鼻試験は測定障害を評価する.
3.× 継ぎ足歩行は平衡障害を評価する.
4.○ 跳ね返り現象は時間測定異常を評価する.
5.× コップ把持検査は測定障害を評価する.
〈第47回 OT国試 午前3〉
立位状態の患者に「後ろに反り返ってください」と指示したところ,図のような姿勢になり,これ以上に反り返ると転倒する危険があった.このときの評価で適切なのはどれか.
1.測定異常(Dysmetria)
2.運動分解(Decomposition of Movement)
3.協働収縮不能(Asynergia)
4.時間測定異常(Dyschronometria)
5.反拮抗運動不能(Dysdiadochokinesis)
解答
1.× 測定異常は鼻指鼻試験などでみる.
2.× 運動分解は耳朶を指す動作などでみる.
3.○ 立位で反り返ると転倒する危険がみらるのは協働収縮不能である.
4.× 時間測定異常は跳ね返り現象などでみる.
5.× 反拮抗運動不能は回内回外試験などでみる.
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