第1章 脳血管障害作業療法学 01)脳血管障害の症状・合併症 ③症状

〈第46回 OT国試 午前23〉

片麻痺でみられる連合反応で正しいのはどれか. 
1.連合反応を誘発する運動が単関節運動であれば,連合反応も単関節に起こる.
2.非麻痺肢の運動を中止すると,同時に非麻痺肢の連合反応は消退する.
3.麻痺肢に共同運動が出現すると連合反応はみられなくなる.
4.非麻痺側上肢の屈曲は麻痺側上肢の伸展を誘発しやすい.
5.立ち上がり動作において連合反応を観察できる.

解答

1.× 連合反応を誘発する運動が単関節運動であっても,連合反応は複数関節に起こる.
2.× 非麻痺肢の運動を中止しても,非麻痺肢の連合反応はすぐに消退しない.
3.× 麻痺肢に共同運動が出現しても,連合反応はみられることがある.
4.× 非麻痺側上肢の屈曲は麻痺側上肢の屈曲を誘発しやすい.
5.○ 正しい.


Back | 【第1章 脳血管障害作業療法学 目次】 | Next