第1章 作業療法評価学 02)徒手筋力テスト ④筋力1(Trace)

〈第44回 OT国試 午前2〉

左手を触診している写真(①~⑤)を示す.Danielsらの徒手筋力テストで長母指外転筋のTraceを判断する場合の触診部位として正しいのはどれか. 

1.①
2.②
3.③
4.④
5.⑤

解答

1.× 誤り.
2.○ ②:長母指外転筋の腱は第1中手骨底部で短母指伸筋の橈側に触知する.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第54回 OT国試 午後1〉

Danielsらの徒手筋力テスト(段階1及び0)の検査肢位で正しいのはどれか.2つ選べ. 

1.腹直筋
2.前鋸筋
3.僧帽筋中部線維
4.上腕三頭筋
5.長橈側手根伸筋

解答

1.× 腹直筋は膝屈曲位で,触診する手は腹部正中で白線の上におく.
2.○ 正しい.
3.× 僧帽筋下部線維の検査肢位である.
4.× 上腕三頭筋は両腕を体側におき,肩関節は内旋位とし,上腕後面を触知する.
5.○ 正しい.


〈第50回 OT国試 午後2〉

Danielsらの徒手筋力テスト(段階1と0)で,検査者が触診する位置で正しいのはどれか.ただし,すべて検査者の右手で触診をしている.2つ選べ. 

1.僧帽筋下部
2.腕橈骨筋
3.尺側手根屈筋
4.長母指伸筋
5.前脛骨筋

解答

1.× 菱形筋群の触診である.
2.× 上腕二頭筋の触診である.
3.○ 正しい.
4.× 長母指外転筋の触診である.
5.○ 正しい.


〈第47回 OT国試 午後2〉

Danielsらの徒手筋力テストで,段階2,1及び0のときに触診する部位で正しいのはどれか. 

1.肩甲骨挙上
2.肩関節外旋
3.母指橈側外転
4.股関節外転
5.足関節内がえし

解答

1.× 肩甲骨下制と内転の触診部位である.
2.× 肩関節外旋の段階2,1及び0は座位で触診する.
3.× 母指指節間(IP)関節伸展の触診部位である.
4.× 膝関節屈曲の触診部位である.
5.× 足の底屈を伴う外がえしの触診部位である.


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